SSDとUSBメモリ

投稿者: | 2021-10-02

かつては、SSDは高価な物であってしかも寿命がHDDより短いという観念があったので、しばらくは選択を避けていたが、PCに搭載されたSSDを使ったりしている内にHDDと比較してもそんなに変わらないかも知れないと思うようになり、外付けストレージとしても積極的にSSDを選んだりするようになっている。
そもそも、SSDは小型化が可能で、その大きさなども特に規格化された物はなく、2.5インチのポータブルHDDよりは一回りも二回りも小さい物が主流になっている。あまり小さすぎると逆に取り回しが良くないというものなのかわからないが、これまではUSBメモリサイズのSSDはほとんど見掛けることがなかった。
だがこのところ、ほとんどそのサイズに近いSSDも登場し、それならUSBメモリとの差は何なのかというようなことにもなる。
もちろん、容量の違い、価格の違いはある。USBメモリは大容量のものでも128GB程度の物が最大だが、SSDだとその容量を最低くらいにして、2TBのものくらいまでがある。
読み書き速度もUSBメモリの比ではなく高速で、データの保持や故障に至る時間などもSSDのほうが長いようで、信頼性も高い。HDDと比較しても遜色がないようになってきた。要件次第ではHDDより長持ちするのではないか。PC、Windowsにおいても取り外し可能なメディアではなく、大容量のストレージとして認識される。
ならば今後はUSBメモリよりもSSDを中心にして運用していくことで良いのではないかとも思うようになり、どういう風にどう運用するかを考え始めているような所でもある。
そもそも、USBメモリは可搬媒体としての役割の物であって、一時的にデータを保存しておくようなものであるので、速度もそんなに高速でなくても良いし、寿命もそんなに長くなくても役に立つ。SSDは、可搬ももちろん可能であるが本体ストレージの増設分としての役割が大きいので、信頼性も高くて寿命もHDD並にある。
そういう違いを考慮しながら、運用していけば良いのである。