Digital Photo Professional

投稿者: | 2007-06-24

Canonのデジタル一眼レフのRAWデータを現像する為のソフトとして、Digital Photo Professionalというのが付属している。付属ソフトとは言え、基本的な事は一通り出来るし、カメラと同じピクチャースタイルの再設定など、純正ソフトでなければ出来ない事もあり、Canonデジイチユーザとしては必須だ。
ところが、本来できるはずのトリミングツールなどの一部の機能は、現在のバージョンではWindows Vistaに対応しておらず、サードパーティの現像ソフトと併用しなければならない。

正しく動作するか保証はないが、DPPをXP互換モードで起動するようにすると、実はこれら機能のグレーアウトが解除され、Vistaでも一応使えるようになる。
しかし、OSの対応有無にかかわらず、機能差から複数の現像ソフトを併用しなければならない事はあると思うが、RAW処理の方法、現像パラメータの保存の方法に互換性はない(?)ようで、別のソフトで読み込んだ場合には他方のソフトでの現像処理が反映されない。DPPでピクチャースタイルを変更したりホワイトバランスの調整を行った後で、トリミングや傾き修正をしようと思って他の現像ソフトで読み込んでも、また生データの段階からの調整が必要になるのである。

自分は、Digtal Darkroomを使っているが、これも、JPEG出力時のリサイズ機能がないなど、今度はDPP側でしかできない事もある。
Darkroomで調整し、JPEG出力した画像を、たとえばWeb掲載用に一括リサイズしたりする必要がある場合、ZoomBrowser EXなど他のソフトに頼らざるを得ないのだ。
RAW処理は、少々面倒な問題も伴う。