ニコマートEL

投稿者: | 2007-07-28

これも中学の頃、小遣いを貯めて一眼レフ購入を考えていたら、祖父がもう使わないからと一眼レフ一式をくれる事になった。それが、初めての本格的なカメラとの出会いでもあり、初めての一眼レフでもある。(ちなみに、祖父は一眼レフを使わなくなってからは小さなローライ35を気に入って使っていた。)
一式既に手元にはないが、それがNikomat ELである。50mm/f1.4、35mm/f ?、200mm/f4の3本の単焦点レンズも一緒で、後になってスピードライトを自分で買い足した。

レンズを外し、ミラーアップした状態の所に電池ボックスがあるという構造で、これも電池を自分で購入して入れ替えた。絞り優先のAEで、無論マニュアルモードもあったが、ほとんど絞り優先AEで撮影していた。
これもだいぶ忘れているが、ファインダーの中に露出計によるシャッター速度計があり、これが振り切れないようにだけして適当なシャッター速度で撮影をしていた。絞り値の意味は一応知っていたが、その絞りを調整した記憶にも乏しく、やはり、当時の知識はその程度であったようだ。

それでも、このときに多少はカメラについての勉強をしたので、それが今になって、ああそういえばそうだったなと思い出すことが多い。フィルムカメラでは試した結果がDPEで仕上がって来ないと得られないが、デジタルカメラでは即時なので、その場で色々試せて知識の習得もしやすいと感じる。