マウスの使い方

投稿者: | 2022-05-15

PCの操作は、キーボードだけでは完結しない。ポインティングデバイスによる操作も必須である。図形等の描画やGoogle Mapでの地図移動、Webブラウズ、ウィンドウ操作などはポインティングデバイスで具体的に画面上の場所を指定したりする必要があるので、それ無しでは満足にPCを使うことができない。

そのポインティングデバイスの最も基本となるものがマウスで、もちろん他にもタッチパッドやトラックボールなど様々あるが、マウスが圧倒的に多く使われていてポインティングデバイスの代名詞的な存在になっていることは誰もが認めるだろう。

そんなデバイス、マウスの使い方は最早誰も指南しない。既に使い方が当たり前になっているからで、これはスマートフォンやタブレット端末のスワイプだとかタッチ操作と同じで、基本の操作なので誰もどこでもきちんと解説をしていないのである。
ただし、このデバイスによる操作は、クリックという言葉でも示されて、操作する場所、アイコンだったりメニューバーだったり、画面上のあらゆる箇所で、そこをクリックするとどのような動作をするのかが決まっていて、だいたいそれはOS上で共通化されているので、多くの人が感覚的にわかるものとなっているのである。

もちろん自分も、そういうマウス操作はもうだいたい感覚的に把握できているので、それにはすっかり慣れきってしまっていて、疑いも無いが、使い始めの当初は、だいたい人が操作してるのを見たり調べたりして、基本的な操作を習得したものだった。

当初のマウスは左右のクリック、それがダブルクリックか否か、ドラッグ&ドロップの、基本的にその操作程度しか無い。マウスでのスクロールはドラッグ操作を応用したもので、もちろんハード的にも左右のボタンがあるだけで、移動動作は底面のボールによるものであった。すなわち、今はほとんど無いと思われるボールマウスである。
ボールの転がりが内部の回転体に伝わって、それが画面上での移動に反映される仕組みである。マウスと言ったら皆それで、時々ボールを取り出して内部を清掃するのも当たり前だった。

それがやがて光学式の動作が標準になり、ボールのメンテナンスの必要が無くなったり、マウス自体が軽くなったりするので、その方式の方が当たり前になった。自分もこの頃にMicrosoftのインテリマウスを導入し、これを相当長い期間使った。
さらには、無線接続によるマウスも登場し、当初は電池の持ちが悪く反応も悪かった印象のものでもあったが、ケーブルレスは更に画期的な進化でもあったので、次第にそれが標準になっていった。
光学式は進化してレーザーによるものが標準になり、無線も2.4GHzから混信を避けたBluetoothが標準になってきている。

自分はマウスは右手で使う。標準的な持ち手であるはずだ。
左クリックは人差し指で、右クリックは中指で、スクロールホイールも中指を使う。右クリックはたいていの人も中指を使うと思うが、スクロールホイールは人差し指を使う人が多いようなので、そこは多分少数派なのかもしれない。
持ち方は指先で持つのではなく掌全体でホールドするような格好である。

ただ、キーボードに興味を持ってから、或いはキーボード操作の方が速いということを知ってからは、可能な限りキーボードでの操作、すなわちショートカットキー操作を優先したりするので、マウスの出番というか依存度は一般の人よりも高くはないはずである。
一般の人は逆に、Webブラウズを初めとして単なるコピーペースト作業などでもマウスを使ったりすることが多いので、マウスはとにかく、寧ろキーボードよりも使われるデバイスであることも珍しくはない。

そう考えてしまうと、マウスはそんなに高価で高機能なものでなくても、最低限の機能を備えたもので十分であろうとも思われるかもしれないが、重要なインターフェースであることに変わりは無く、キーボード同様に高機能なものを選びたい。

高価格帯マウスの良さ

RealforceやHHKBなど、高価なキーボードもそれはそれで意義があるように、マウスにおいても高価格帯のものについては高機能で質感も良く、高価なキーボードのように10年という単位ではないかもしれないが、おそらく長く使える。
高価キーボードで打鍵感の違いをすぐ感じられるように、高価なマウスもクリック感だとかホイールの操作性、あるいはマウスそのものの手触り、形状などにその高級感というものが現れてくるものだと思っている。

この度、LogicoolのMX MASTER 3/Anywhere 3に変更してみて、まだそれから数日と経っていないものの、これらマウスの快適性が次第によく感じられるようになっている。