NextCloud利用へ

投稿者: | 2022-05-15
cloud

Xserverのレンタルしている容量はここのブログをWordPressで運用したりしても到底使い切れるものではない。その空き容量をもう少し活用したいと思っていた。Webサイトもあるが、メールの運用でもそんなに大量に容量を使うわけでもないので、ストレージとして使いたいというようなことは考えていた。FTPで単純にアップロードするだけでも使えなくもないが、それだと大して高度でもなく単純で、作業も手間が掛かる。
NextCloudという仕組みをインストールすると、OneDriveやGoogleDrive、Dropboxのようなクラウドサービスがプライベートな中にできあがるというのも知り、それもやってみようと思っていた。

ただし、WordPressに関する情報は溢れかえっているものの、NextCloudに関するものは乏しい。特に、自分のようなそんなに詳しくないものでもインストールや設定ができてきちんと使えるようになるくらいの、叮嚀な解説となるとほとんどない。
なので、NextCloudのことは知りつつしばらくそのまま、まだ迷っていたが、先日ようやく手を出す気になって、サーバの領域にインストールしてみた。
概ね難なく、インストールは完了して、少酢ずつ設定したりデスクトップアプリをPCに入れたりして、クラウドの保存領域として使えるようになった。

主な目的は、自分が使っている複数PCでのファイル共有だとか、バックアップだとかくらいの意味合いであるが、機能的にはGoogleDriveなどと同様に他のユーザと共有したりなど、まだいくらでも拡張性はあるようだ。
何にしろ、プライベートなクラウドの共有システムとして構築できたので、パブリックなサービスよりも安心感は少しある。
ただし、GoogleDriveなどは利用者という側に徹すれば良いので、その運用の手軽さもあり、機能向上もお任せなので、そこは両方のサービスの良いところを使い分けたいとも思い、ファイルの運用のポリシーのようなものを考え直している。

Windows 10と8.1とでは仮想ファイルの取り扱いなどできることにも多少の差違もあり、アプリケーションの機能も異なり、その辺も踏まえる必要がある。
とりわけ、OneDriveでの共有ファイルが最近調子が悪くて同期されないことが増えてきたので、少なくともOneDriveで共有していたデータは今後はNextCloudでの共有に切り替えることにした。

ローカルなメディアとクラウドのメディアとの使い分けも、改めて整理しておかねばなるまい。

NextCloudの導入難易度

インストールはさほど難しいものではなかった。昔、Movable Typeをやっていた頃は、ダウンロードしたファイルを一旦ローカルに展開して中身を調整し、アップロードしてパーミッションを書き換えたりという作業があったが、セットアップのPHP一つだけアップロードして、それをブラウザでアクセスして必要事項を入力していけば、自動的にダウンロード・展開してインストールを行ってくれる。
もちろん、これとは別にMySQLのDBを作っておく必要があるが、これもXseverのインターフェースを使うので簡単である。ドメインをサブドメインで作るかどうかなど、もちろんサーバに関する基礎知識は必要である。
おそらく、WordPressのようにアップデートも自動で行われるのではないかと思っている。

Google Driveなどと同様に、Windows用のアプリケーションを導入すると、ローカル側の指定ディレクトリと自動的に同期をしてくれるようになる。アプリケーションはWindows 10用だが、Windows 8.1でも使えた。ただし、オンラインでの仮想同期ができないなど、機能制限はある。
他の同種のアプリケーションに比較するとスリープ復帰後同期を開始するまで、1、2分程度のかかるなどの特徴はあるようだが、概ね問題はなかろう。

公式サイトは全て英語だが、NextCloudもアプリケーションも日本語対応はしているので問題ない。https://nextcloud.com/