AOUR220708をリリース

投稿者: | 2022-07-08
AOURの盤面図

このところ4日おきに、3回も新版をリリースすることになったが、一度見直しをすると、まだこっちも、やはりこっちも、とあちこち手を入れたくなるのである。

今回のリリースでは、「外来語の書き表し方」の第2表にある音を入力できるようにすることが目的で、前回の「ツァ」行音に続いて今回は「クァ」行音4つを追加した。また、「イェ」についても第2表にあるのでこれも追加した。
「クァ」は【ipa】で、他【ip】+母音でクァ、クィ、クェ、クォが入力できるようにした。ただ、この辺の音になると小文字を使わずにクアルテット、クインテット、クオーテーションなどのほうが一般的かも知れない。

ATOKでは本当にもう登録数の上限に達するところなので、今回は特定定義の「から」「なる」など6定義を削除した。特定定義は、元々上限になってきたり、新しい定義群の追加に伴って削除しようと思っていたオマケなので、まあこれは仕方ないだろうと思っている。

定義一覧も、並びを変更したり少し手入れをした。
そういう見直しを行っていると、特定定義のうちで登録はしてあるのに一覧からは漏れているというものも発見できたりする。

またもう一つ、動作確認のために調べていたら、DvorakJ(2014-6-7版。この記事執筆時点で最新)は、最新のWindow-IMEでは動作しないということもわかった。IMEは以前のバージョンに戻してやる必要があるのだ。ATOKなどでは問題なく動作するが、ATOKの場合、AOURは定義を用意してあるので、そのためというならDvorakJを使う必要はない。