Wi-Fiの設定変更

投稿者: | 2022-11-05

ルータをWi-Fi 6対応のものに更新したというのもあって、そういう機会にWi-Fiの設定を見直したりしてみる。
これまでも今回も、メッシュ接続対応機ではあるが、PCを使ったりする範囲は全て親機からの電波で十分に対応できるようでもあり、メッシュも試したが制約が大きかったり期待したほどの効果には至らず、親機のみの運用で基本的には十分であるという気がしているので、メッシュ接続についてはもう少し様子見とする次第である。

通常使う電波は5GHzである。前記事のとおり、2.4GHzは周囲に他の電波が多く、かといって安定性が損なわれるというものでもないが、5GHzのほうが安定している。自宅と離れとで要件も難しい部分、屋外使用可能な帯域を使うことなどもあるが、もう最近の機種はずっと5GHzで安定している。

初めて自宅にWi-Fiを導入したのは、おそらく15年かそれ以上かの前になる。
まだPCでWi-FiをするにはPCカード型の子機が必要な時代だった。最初に導入したBaffaloのルータは、既に5G帯への対応ができるものであったが、調子が悪く、その後に導入したBaffalo機などで中継を試したりもしたが、当初は有線ルータが中心の運用で、無線ルータはルータとしてではなくブリッジ接続のアクセスポイントとしてしか使っていなかった。
無線ルータとしては初めてのAtermを導入してから、無線ルータをルータとしても使う運用を始めた。

それが8500Nで、購入は2008年頃と思う。11nがドラフト版の頃の機種であったが、やがて正式に対応した。暗号化の規格などで最新の機能からは一歩遅れていたような印象もあるが、それでもとにかく安定性は高く、すっかりAterm派になってしまったきっかけの機種である。
それでも自宅と離れの電波環境はまだ不十分で、様々な子機に変えたりして使ったが、接続は安定しなかった。他社ルータも試したが、Atermほどの安定性はなく、すぐに使わなくなった。

8500Nの次に導入したのは、8700Nとそのシリーズのイーサネットコンバータ子機である。当初は親機本体だけ導入して、しばらくしてイサコンも導入した。親機から直接離れPCに接続するのではなく、イサコンでの接続が安定して、以降今に至ってもそういう組み合わせの使い方を基本としている。
8700Nは、2010年2月の発売に合わせて購入した記憶もある。

さらに、2011年に発売になった9500Nのイサコンセットに更新し、これは同じ機種の2台セットで、その一方を子機として使うという、今のスタイルの基本ともなっている機種である。
子機との規格にもよるが、ここまではずっと11nでの接続であったが、7、8年前、2013年頃に1800HPに更新し、ここではじめて11acへの接続に切り替えた。
おそらく、これまで最も長く使ったのがこの1800HPで、これも2台セットで購入して一方を子機、イーサネットコンバータとして使っていたのである。
どの機種も安定度は高く、途切れたり繋がらないことも全くと言って良いほどない。
らくらく無線接続からWPSでの子機接続も簡単で、この機種で特に不満は生じていない状態でもあったのだが、技術的にも様々新しいのが出てきたりもして、2年ほど前に2600HP4の2台セットでの運用に切り替えた。子機側は中継機としても使えるなど多機能で、さらにはメッシュ接続対応機でもあって、早速そういう各種の接続方式を試したりもしたが、単純に親機と子機の接続、あるいはイサコンとしての使い方が最も安定するので、特別な使い方はほとんどしていない事情であった。
これも安定度は高く問題ないと思うのに、前世代モデルのHP3のほうが評判は良いようでもあった。内部のCPUの性能がHP3のほうが良いらしいのである。

PCの更新に伴い子機がWi-Fi 6対応にもなったり、6対応の親機も十分手に届く価格帯にもなってきたので、先日5400HPに親機だけ更新してみた。子機側の1台はまだ2600HP4を使っている。同じ機種2台での接続安定性が高いのはもちろんだが、同じAtermなので、別機種でも問題はない。ただし、メッシュ接続では制約もそれなりにあるようだ。

そんな風な変遷のうちに、子機PCなどは2.4GHzのみ対応のものはなくなり、プリンタも5G
Hz対応機になって、今は基本的に5GHz、W56帯域での使用に落ち着いている。
最新の機種ではWi-Fi 6の11ax自体はスイッチ一つでオンオフできる程度で、そのほかオクタチャネルとして広帯域による通信を行ったりするような機能も備えている。
そんな機能を少しずつ切り替えて試していると、プリンタのTS7530は2.4GHzの13chには対応しているが、5GHzのW56の144chには対応していないかもしれないということがわかってきた。
WPA3/WPA2での運用にしておけば対応子機はWPA3で、プリンタなど非対応のものはWPA2で接続となるので、これで問題ない。確か、メッシュ接続の際か、あるいはWPSで子機を接続する際にはWPA3では問題があったような記憶だが、メッシュは当面使わないつもりなので、ひとまずそこは問題ない。

そんなような設定オプションを様々試すが、接続速度は元から回線速度に十分な速度が確保されているので、それ以上求めるものはないような、そういう状態ではある。