英語キーボードでのATOKキー定義

投稿者: | 2009-11-25

前のエントリーでの話の流れ、英語キーボードでのATOKキー定義を考えてみたところ。
キー定義一覧を出力してみると、定義されているコマンドは相当あり、その全てなどは全く使えていない事に気付く。
頻度の高いコマンドのキー定義で、英語キーボードでは実現不可能なものや、より便利になるものについて定義に加えてみる。
この場合、競合しない限り標準の設定はそのままにして、新たに定義を加えることにした。

まずはIMEの起動、日本語入力のオンオフキー。これは、英語キーボードでは半角/全角に相当する操作として、自動的にAlt+`が割り当てられている。だが、このキー位置では比較的頻繁に切り替えを行う操作なので不便である。そこで、自分はCtrl+Spaceに割り当てる。Ctrlは左手小指、Aの横にしているので、特に操作しやすい。
このCtrl+Spaceは、Ubuntuの日本語入力起動キーど同一のようである。

半角やカタカナなどの後変換キーは、日本語キーボードではCtrl+U、I、O、P、@に割り当てられているが、英語キーボードでは@の位置が違うので使いづらい。そこで、日本語キーボードの@の位置にある[を使い、Ctrl+[とする。
ただし、このキー定義は他のコマンドに既に割り当てられているので、これは削除する。削除しても、同じコマンドが別のキーに割り当てられているので問題ない。

自分は英語キーボードに準じた配列としてHHKB Pro2も使うが、このキーボードは独立したファンクションキー(f1~f12)が無いので、これに単独で割り当てられているコマンドも使いづらい。
f6~f10への割り当ての後変換は、上記のCtrl+U、I、O、P、[を使えばよい。f2~f5にはそれぞれ辞書セット変換が割り当てられているが、これでは不便なので、空いているCtrl+2、3、4、5に割り当てる。f2~f5よりホームポジションで変換できるので、むしろこのほうが便利かも知れない。
この定義は、Mac版のATOKで標準かもしれない。

同様の理由で、単語登録のCtrl+f7も、Ctrl+7にも割り当てた。

さらに、確定文字の再変換を行うShift+変換、のキーも英語キーボードでは無理なので、Shift+Ctrl+Spaceに割り当ててみた。

ATOKの標準のキー定義から、概ねそのあたりを変更して、英語キーボードで通常支障が無く便利に使えるようにしてみたつもりである。