「再変換」と「確定アンドゥ」

投稿者: | 2011-04-16

今まで、IMEで確定直後に確定を取り消して済度変換中の状態にする機能のことを、自分は「再変換」と呼んでいたのだが、きちんと調べるとこれは「確定アンドゥ」と言うようだ。これはATOKでもMS-IMEでも、Google日本語入力でも多分同じ。感覚的には再変換に違いないのだが、正式にそういう機能の名前なのだ。
正式な呼称でいうところの「再変換」とは、完全に確定させてしまっている文字列を選択し、その操作を行うことで再び未確定状態に戻し変換ができるようにする機能のことで、これは確定直後が否かに関係ない。
確定アンドゥはアプリケーションに関係なく可能である(と思う)のに対し、再変換はアプリケーション側でも対応していなければならないようで、それができるIMEとアプリケーションとの組み合わせは限られている。
ATOK2011では、ヘルプからの引用だが、次のようなアプリケーションが対応しているらしい。

  • 一太郎9以降、一太郎Lite2/Lite
  • 花子11以降
  • 三四郎9以降
  • Shuriken Pro3以降
  • Agree 2007以降
  • Microsoft Word 2010/2007/2003/2002/2000/98
  • メモ帳

これらは主な対応アプリケーションという事であったので、手元のアプリケーションで幾つか他も試してみると、Firefoxの入力フォーム(たとえば、このはてなの記事を書くフォーム)や検索ボックス、秀丸エディタ、Libre OfficeのWritter辺りではこの機能が実現できた。Libre OfficeのCalcでは機能しなかった。

しかし、通常テキストを書くような環境では概ね動作するようなので、必要に応じて使ってみるのも良いのだろう。
確定アンドゥは頻繁に使うが、再変換は、それをするくらいなら打鍵し直してしまうので、あまりお世話になったことがないのだ。