AOUR配列と同種の配列の中には、「あん」「いん」など撥音拡張や「あい」「うい」などの二重母音拡張キーをア行にも使えるよう、単独で割り当てているものがある。実際、こういう割り当てがあるとさらに入力の効率が良くなるため、AOUR配列にも欲しいところなのだが、おそらく、AOUR配列の現在の割り当て状況ではそのような拡張はできない。
ATOKの配列定義数の上限にほぼ達しているというのもあるが、割り当ての制約上、単独キーとして定義するためにはそのキーが母音・第一子音キーでないこと、既に単独で何かの割り当てがされていないことが条件だからである。他の配列では、それに重ならないような割り当てとなっている。
AOUR配列では、左手ホームの5つの母音の上下段の計10個のキーは全て割り当てがあり、これらを他のキーへ変更することが難しい。また、そもそもATOKでは「、」「。」のキーには割り当てができないという制約もあって、現行の割り当てを大きく入れ替えることが難しい。2ストロークの打鍵に割り当て定義することは可能かもしれないが、それならば意味がない。
従って、ア行に適用できる単独キーの割り当てをするとしたら、全く別の配列になる時だろう。
追記
こうして書いた記事が自動ツイートされない……。