どっちも使う執筆環境

投稿者: | 2016-02-11

ブログの原稿は、WZ Editorか一太郎かで書いて、それをフォームに貼り付けて投稿している。このところしばらくは、この時期が一太郎の更新なので、その一太郎の便利さを試すために一太郎で書いているほうが多い。
実際、どっちが便利で、ブログ原稿に適しているのはどっちなのか。
起動する速度は、一太郎も決して遅いと感じるほどではないが、やはりWZ Editorのほうが高速である。動作の速度もそうだ。一太郎を使っていて遅いと感じることはないが、でも体感的にはやはりWZのほうが軽快だ。そう感じるのは、IMEの変換文字色の配色にも僅かに関係があるかも知れない。一太郎のほうは入力文字が反転するが、WZは下線表示となるようにしているので、表示のイメージの違いで軽快さの感覚の違いというものもあるのかも知れない。
キー操作に関しては、WZは完全にカスタマイズしているから、全て自分の感覚に合うようになっているが、一太郎はデフォルトの設定のままであるので、標準的なキー定義のまま。そういう点ではやはりWZのほうが楽に作業を進められる。
文字の表示や画面の配色などは可能な限り両者を同じような感じにしているので、そのあたりの違いはないはずだが、WZは文字入力の領域だけが主となるようにしていて、ツールバーなども表示させていないが、一太郎はツールバーやサイドウィンドウの類を表示させているので、その賑やかさが軽快な動作に反するようなイメージを与えているかもしれない。
すなわち、動作の軽快さ、快適性と余計なものがないということでの集中度に関してはWZがやや勝っている。
しかしながら、これもイメージの問題だが、一太郎を使って書いていると、これが日本語入力の最良の環境で、そこでATOKも本来あるべき一太郎において正規な使い方をしているのだという感じがして、こっちはこっちで別の安心感がある。
多分これは、自分のこういうテキスト入力がワープロ専用機の頃が最初なので、ワープロで書くということが定着してしまっているからなのかもしれない。テキストエディタも使い始めて永いが、これで作成するテキストファイルはプレーンなものであって文字情報しか扱えないファイルであるから、ワープロソフトのバイナリファイルに比較するとなんだか物足りないというような気持ちもある。
結局、最終的にはフォームに貼り付けて投稿することになるので、一太郎であろうがWZであろうが結論としては同じである。
軽快に作業をしたかったらWZのほうが良いし、何か書き物をしているんだという実感に浸りたかったらむしろ一太郎のほうの作業が良い。
微妙にその感覚の違いが書いている内容に違いを与えるかもしれないが、これら二つの環境を揃えておいて、主としてその日の気分で切り替えて使うと、その時々の最良が生かされることになるので、それで満足である。