枕元のラジオ

投稿者: | 2018-10-15

夜中に目覚めたとき、ラジオを点けて聴くことがあるので、以前から枕元の手の届く範囲にラジオを置いてある。
かつてはラジカセだったり据え置きだったりしたのだが、置き場所の問題もありここしばらくはSONYの名刺サイズの小型のものである。
そういう枕元ラジオに求める条件は幾つかある。
一つ目はチューニングがダイヤル式ではなくシンセチューナで、チャンネルのプリセット機能があること。これは、従来のダイヤル式だと電波の状況か何かでチューニングがズレて雑音が入ってくることがあったりするためである。プリセット機能は、受信する局の選択もボタンで簡単に行いたいからである。枕元で、寝ながら手触りだけで操作するのであるから、ここは重要だ。電源のオンオフと選局、ボリューム操作は手探りで行うが、これがラジオがどの位置にあっても間違えずに行える必要がある。
二つ目はオフタイマーがあること。
聴きながら眠ってしまった時に自動的に電源が切れる仕組みがないとずっとオンになったままで、すぐに電池が消耗してしまうからである。
三つ目は電源のオンオフが意識的に出来ること。以前のラジカセタイプではスイッチが簡単なものであったので就寝中無意識に電源を入れて、起床したときに誰が電源をオンにしたのかと考えて恐くなったことが何度かあったが、偶然スイッチに触れてもオンになる可能性が低けれぼそれでいい。これもオフタイマーがあれば自動的にオフになっているはずなので、そういうこともないと思われる。
三つ目はボリュームコントロールの幅が大きいこと。これは、枕元の耳のそばでもかなりの小音にできることが必要であるためである。音が大きいと夜中なので目が覚めてしまう。コントロールが細かくできないものだと、ゼロからいきなり一定の音量になる。本当はこれもダイヤルではなく数値で設定できるとその値をいつも維持できるので良い。
最後は、バッテリーができるだけ長持ちすること。夜中にバッテリーが切れると、起き出して交換をしなければならないので、そういう作業は極力しなくても済むようにしたいのである。
これまで使っていたSONYの名刺サイズは、単四電池1本駆動、FM/AM/TVの3バンドが受信できるもので、型番はICF-R550V。2004年に発売になった物らしく自分も十年以上は使っただろうか、巻き取り式イヤホンが使っていないのにスポンジと樹脂のカバー部分がボロボロになって配線が剥き出しになったり、付属の本体カバーも透明樹脂部分が劣化してその破片が散らかるようになってきていた。
そこで、今回は昨年発売されたらしいSRF-T355に変えてみた。価格はだいたい同じで実売9000円台。巻き取り式のイヤホンは付いていないタイプである。R550Vに比べると一回り大きくなり、電源も単四電池2本となった。カバーやストラップは付属していない。
まだ使い始めたばかりだが、同じ使い方をしてもおそらく電池の持ちはR550Vよりは良くないと予想している。