今、ブログは直接ブラウザのフォームに入力して投稿するというやりかたが主流だと思うが、以前はエディタなどで書いてそれをフォームに貼り付けて投稿する人もそれなりに居たと思う。ブラウザの動作やネット環境が不安定だったりして、折角書いた物が保存されないなどということがよくあったからである。今でもないとは言えないが、ブログの文章もそんなに長いものでもない場合が多く、SNSなどはそもそも短文が多いので、あえてローカル側で書いてそれを貼り付けるような手間をかけるよりは手軽に投稿してしまうというほうが一般的なのだろう。書いた物をローカル側に保存しておくより、ブログやSNSのサーバ側で保存してもらってある方が安心というのもある。
自分もTwitterなどは直接書くが、ブログの原稿はローカル側、パソコンで書いてそれをWebのフォームに貼り付けて投稿する昔ながらのスタイルで今もやっている。
文章を書くツールとしては、様々な人のアンケートなどによれば高機能なテキストエディタを使うという人は相対的には少ない。文章を書くツールとしてはWordが一般的で、これはあえて自分でエディタなどのツールを探してきてインストールするような手間がかからないからではないかと考えられる。単純にWindowsのメモ帳を使うという人もそれなりに多い。小説などの文章になると一太郎を使う人も多くなってくる。
高機能なテキストエディタを使うという人は、それらより少ない感じである。
自分は、ローカル側で原稿を書くツールは専らテキストエディタで、WZ EDITORか秀丸である。たまにワープロソフトの一太郎も使う。エディタを主で使うのは、書くツールとしての環境が一定になるからである。ブログだろうが、ワープロで整形する文章だろうが、原稿としては同じ環境で作業ができる。カスタマイズで使いやすいキー定義にしてあったり、自分として見やすい配色の画面にしてあったりする、それが良い。
ワープロでは、一太郎では一部そういうこともできるが、Wordは自由度が低い。無論メモ帳もほとんどカスタマイズに相当することはできない。
カスタマイズで自分の好みの環境を、というのは説明すると誰もが納得してくれるとは思うのだが、それでも自分でツールを探してインストールしたり、面倒な設定をしなければならないということを考えると、やはりエディタの分野には手を出す人が少ないのは仕方がないのだろうか。