たいていのソフトウエアは不具合の修正や機能の追加などで度々アップデートされるものであって、WZ EDITORもそういうアップデートが何度も行われている。
「10.0.X」のようなバージョン表記で、バージョンアップのたびに基本的にはXの部分の数字が上がっていく。今の最新は「10.0.12」であるので、Version 10になってから12回アップデートがされているということである。一つ前のWZ 9は「9.0.60」が最新であるようなので、60回もバージョンアップされているということになる。
基本的に、よく使うアプリケーションは何でも最新のものを使いたいように思っている。アップデートをすると、動作に問題があった部分が修正されたり新しい機能が追加されたりして、とにかくアプリケーションが良い物に仕上がっていく。良い物になっていくのだから、WZもアップデートがリリースされる度に最新にするようにしている。こういうアップデートは正規ユーザならたいてい無料である。バージョンそのものが上がる場合は有償である場合が多いが秀丸などは一度レジストするとずっと無償でアップデートできるようになっている。
アップデートでは、自分が使う機能に関係しないものもあって、そういうアップデートについてはそうなっているかどうかを検証することもないので、どこがどう良くなっているのか分からない場合もある。今回のWZのアップデートでは表示に関する部分の機能追加があったので、そこは見た目で変わった部分がわかる。WZの見出し文字列「.」「..」「…」が色分けできるようになった。本文文字列とは違う記号の部分なので、色分けできるのは、まあ有り難い。これもタグの一種と考えて、タグの色分けの色が適用される。
もう一つは、編集した行番号の背景色を変更できるようになった。これまでは、編集行の番号は太字で表示するようにしていたが、色分けの方がはっきりとするのでわかりやすい。だがこの背景色は、偶数行の背景色の設定と共通しているようで、それと同じ色の背景色になる。つまり、偶数行背景色の設定を変更したらこの行番号背景色の設定も変わってしまうということである。良し悪し有るかもしれないが、まあそういう設定もあるのかもしれない。