自分はUS配列と呼んでいるが、一般には英語配列、英語キーボードと呼ばれている。
当初は英語キーボードという言い方をしていたが、最近は違和感があって、なるべくUS配列と呼ぶようにしている。
英語と言ってしまうと言語としての英語が想起され、英語を入力するためのキーボードというイメージになる。キーボードは話し言葉としての言語が反映された言語そのものではなく、その言語圏で使われ、その言語文化に適した入力装置として呼称されるべきものであると思うのである。
従って、言語をイメージしてしまう英語配列、英語キーボードではなく、米国で使われているという意味、あるいは米国規格のという意味でUS配列、US-ASCII配列などのほうが自然に思える。
一方のJIS配列に関しても、日本語キーボード、日本語配列とも言われる。これも自分は日本の規格のものとしてJIS配列と呼ぶが、日本語キーボードと称しても英語キーボードほどの違和感はない。
そもそもパソコンは英語圏のものであって、当初は英語を扱うことしか出来なかったが、日本人が努力して日本語も扱える入力装置が開発され、パソコンで日本語も扱えるように適応したキーボードという意味で、日本語配列、日本語キーボードという言い方も許されると思うのである。