普段使っているAOURでは、10分で1,300~1,400字の和文入力ができるが、元々習得している一般的なローマ字入力ではどのくらいなのかを計測してみることにした。
その結果は、比較すると全然ダメである。入力できた文字数は792文字、漢字含有率は22%。すなわち10分800字を切るという感じであって、まだワープロ検定に数字だけ当てはめるとそれなりかもしれないが、最上級レベルの1級クラスには到達しないというくらいであって、実用はできるとしてもやや辛い。計算するとAOURの6割くらいの速度に過ぎない。
AOURの視点で見ると、ローマ字入力は6割しか入力できないと、単純には言えるが、逆にローマ字から見た場合は、AOURなら約1.7倍の速度で打鍵できると言えるのか。
とにかく混同がよく発生する。「が」「は」など頻度高く使う格助詞が、AOURで入力した場合の「ua」「ja」などとして打鍵してしまう。確かにAOURを使っているときも、「が」を入力するつもりで普通のローマ字の「ga=いあ」になってしまうことも未だにあるのだが、それでもローマ字入力のほうにおける混同のほうが明らかに酷い。
それに、改めて感じるのは、ローマ字入力はとにかく打鍵数が多い。自分の入力方式はカスタマイズで二重母音などの拡張入力を多く備えているが、ローマ字入力にはそのようなものがないので、打鍵音だけたくさん響いているのに結果としての文字が全然入力されてこないというような感じである。AOURに比較すると打鍵数は圧倒的に多いので、こんなにたくさんキーを叩くのだから長文作業になると疲労の度合いも異なってくるだろうということである。
【入力内容】
自分は、AOURと名付けた入力方式を使っているので、普通のローマ字入力はずっと使っていない。正確に言うと、ずっとと言いながらも、たまには使っている。環境で、ローマ字入力しか使えない場合があるからである。そういう場合じゃローマ字入力しか使えずに、自分の入力方式が使えない。なので、ローマ字入力の速度は前よりずっと落ちてしまっているし、ミスタイプも多くなっている。じゃあそういう状態で、10分間でどれだけ入力出来るのかというテストを兼ねて、こうして10分間の打鍵をやってみるのである。そして比較してみるのである。一体どういうことになるのであろうかという所であるが、ここに至るまで相当数のミスタイプをして、そのたびに修正をしているので、本当に全然速度が出ない状態になっている。こんなにローマ字入力がもどかしい物だったかと思うくらいのもので、これなら実用的なレベルはなんとか維持しつつも、入力が遅いと言われても仕方がないレベルであって、本当にこれはもどかしい。それでも、一応は何とか入力は出来ているのであるが、自分の入力方式であるAOURのルールとの混同が発生して、全く効率的ではない。この入力方式、つまり通常のローマ字入力は使いづらいと感じてしまうほどである。だいたい、もうここまでで嫌になってきているくらいである。あと何を打鍵しようかと言うところで、とにかく、何というか打鍵の数だけ多くても、全然文字が入力されていかないとう擬しい状態なのである。これでは全然役には立たないというくらいで、Realforceの打鍵音だけが響いているという感じである。そう考えると、ローマ字入力はできないわけではないが、とにかく、何というか無駄な打鍵がとにかく多いと言わざるを得ないのである。寧ろ、画面を見ないほうがきちんと打鍵できるくらいかもしれないというくらいで、このくらい打鍵してもまだミスタイプする。