昔のPCは、何をするにもCPU速度だとかメモリだとかが不足気味で、それで満足に動かない、重いアプリケーションがあった。表計算やワープロなどの一般的なOfficeアプリでもそれが重いということで、文章書きなどはずっと動作が軽いテキストエディタでの作業が持て囃されたこともあった。
だが今のPCはだいたいどれも、そういう作業程度では何の苦も無く動作するので、あえてエディタを使って作業をするというような必要性も薄くなってきている。
今のPCの高スペックは、ゲームや動画編集などの、本当に重い作業に対するためであって、そういう事務的な作業の動作を改善するためではない。
それでも高スペックPCで事務作業をしてはいけない、向かないというものでもない。性能的な無駄にはなるのかもしれないが、それまったく抵抗のない最上の動作速度だと思えば良いので、それはそれで快適なのである。
今回の新PCでも、普段の使用程度ではほとんどCPUの稼働率もファンの回転数も上がらず、静かである。
そんな作業にはオーバースペックという見方もできるが、余裕を持って他の作業と並行して何でもできるのだと思えば、安心感に繋がるものである。