フォントの思い出

投稿者: | 2009-12-12

だいぶ昔、当初のワープロ専用機には、普通明朝体しか無かった。それも、第一水準漢字しか無く、第二水準の漢字を使うにはフロッピーディスクで応援してやらないとならなかったりもしたのだ。
自分が購入した頃のワープロになると、標準で明朝体とゴシック体が含まれるようになったし、その次くらいのモデルからは楷書体のようなのも含まれるようになった。
自分のモデルでは、そういう風に二つのフォントしか内蔵されていなかったから、別のフォントを使うためにはワープロ本体にフォントデータが入った小箱を拡張機能として取り付けてやる必要があった。それも、結構な値段がしたものであったと思う。
自分は細丸ゴシックのフォントを購入し、その不格好な小箱をワープロ本体に取り付けて使ったのを思い出す。

PCでは、当然にデータとしてハードディスクのフォント領域に幾つでも登録できるから、ワープロのソフトなどに付いてきたりするようなフォントが、いつの間にか入っていたりする。
その昔、フォントのサンプルを見て、こんな様々なフォントが自由に使えるような環境になったら面白いだろうなと思ったものだが、いざそうなって何年も経つと、そういう面白さも特にはない。
今はむしろスクリーンフォントが充実していればそれで良いなと思うのだ。