自分の使っているPCはVAIOのノートなのだが、本体にはUSB2.0のポートがたったの二つしかない。これで、通常使用するUSB機器が、マウス、キーボードとあるので、基本的にそれだけでもう塞がってしまう事になる。さらに外付けHDDを接続したり、その外付けHDDにカメラのCFカードからファイルを保存するためには更に二つのポートが必要で、USBオーディオプロセッサの接続にもポートが必要で、と考えていくと、二つでは頻繁な付け替えが必要で実用的では無く、到底ポートが不足する。
無論、ハブを使えば通常使用する機器はだいたい接続できる事になるが、中にはポータブルHDDやPCクーラーなど、本体ポート直結でないとならないバスパワー機器類もある。セルフパワーのハブを使うという手段も用意してあるものの、本体ポートが二つというのはやはり足りないのだ。
過去に、PCカードスロットに取り付けて使うUSB2.0ポートのインタフェースがあったのでそれを活用しようと試したが、ドライバのインストールができずに断念した経過もあるのだが、今回はUSB3.0のインターフェースという事で思い立った。
USB3.0の規格のインターフェースは、ノートPC用としてはExpressカードスロット用のものが存在する。思い出してみると、自分のPCにもExpressカードスロットが空いている状態で存在する。これを活用しない手はない。
自分のスロットはGen.1のようで、USB3.0の規格である5Gbpsの速度は充たさないものの、今回はUSB3.0としての速度を期待した拡張ではないため、このスロットでUSBポートが増設できればとりあえずそれで良いのだ。
http://buffalo.jp/products/catalog/storage/ifc-ec2u3_uc/
今回導入の製品はこれである。
Expressカードスロットに差し込めば、USB3.0のポートが二つ本体に増設されることになる。
カードスロットの位置が本来のUSB2.0ポートの直上にあるというのが少々微妙ではあるが、ドライバをインストールして差し込んでみると、普通に使えるUSBポートが二つ、簡単に増設できてしまった。
早速幾つかの機器を接続して試してみているが、通常の本体のUSB2.0ポートに接続するのと何ら変わらずに各種の周辺機器が使用できる。ポータブルHDDなどのバスパワー機器も問題なく動作する。
USBオーディオプロセッサも問題なくこのインターフェース経由で使う事が出来る。転送速度が速くなる分、かのプチノイズも消えれば良いのにと思いつつ、そこはあまり関係ないようで、やはりノイズは発生した。アプリケーションによっては本体USB2.0ポートに接続するよりも大きなノイズが発生するような感じもある。
そういう部分はあっても、やはり本体ポートが増えるのは安心できるというものである。