http://d.hatena.ne.jp/algochem223/20120122/1327205502
こちらで英語キーボード用等のATOKキー定義カスタマイズを行ったので、ついでにGoogle日本語入力のほうのキー定義も見直してみる。
ATOKとは機能差もあるので、全く同一にはできないが、普段使うATOKのキー定義をベースに主に英語キーボード(ASCIIキーボード)向けの定義カスタマイズを行う。
http://d.hatena.ne.jp/algochem223/20110419/1303214070
以前にも同様の記事を書いていた。(忘れているw)
Google日本語入力のプロパティを表示させると、「キー設定の選択」というところがあり、そこを「カスタム」にし、「編集」をクリックし、更に「編集」のドロップダウンから「定義済のキーマップからインポート」でATOKのスタイルを選ぶ。
これでATOKスタイルのキー定義になるので、あとはこれで必要なカスタマイズを行う。
カスタマイズ作業
IMEの有効化/無効化と再変換のキー定義については、次のアプリケーションから有効になるようで、定義を追加したときに警告が出る。
また、念のため、定義を1つ追加する毎に状態を保存して確認するようにしたほうがいいかもしれない。まとめて色々変更してからエラーが出て変更のやり直しを強いられたりもしたため。
IMEの有効化/無効化
日本語入力のオンオフに相当するコマンドの割当は、Google日本語入力もデフォルトでは[半角/全角]キー等にのみ割り当てられているので、ATOK同様、[Ctrl]+[Space]に割り当てる。
Google日本語入力では、オンオフ、という一つのコマンドは無いらしく、IMEの有効化と無効化という2つのコマンドを同じキーに割り当てることにより実現するようだ。
「入力中」と「直接入力」というモードにそれぞれ、IMEの有効化と無効化のコマンドを[Ctrl]+[Space]で追加する。つまり計4つの定義を追加することになる。
再変換
これもATOK同様に[Shift]+[Ctrl]+[Space]に割り当てることとし、IMEの有効化/無効化と同様に、「入力中」と「直接入力」というモードにそれぞれ、このキー定義を追加する。
ただし、ATOKでもそうなのだが、再変換はあまり使うことがない。「確定取り消し」(確定アンドゥ)はよく使うが、これは最初からATOK定義スタイルで[Ctrl]+[BackSpace]に割り当てられている。
半角英数に変換
ATOKでいうところの各後変換は、Google日本語入力のATOKスタイルでも[Ctrl]+[U]、[I]、[O]、[P]、[@]に割り当てられているが、[@]はASCIIキーボードだと位置が違い、横並びにならないので、[Ctrl]+]に半角英数への後変換を割り当てる。Google日本語入力では「半角英数に変換」という呼び名のコマンドだ。
「変換前入力中」及び「変換中」のモードの[Ctrl]+]は、「キャンセル」が割り当てられているが、これは[ESC]や[BackSpace]等に割り当てられていて使わないので、コマンドを「半角英数に変換」に変更する。
前候補を選択
変換中の順次の候補表示で、前の候補にフォーカスするコマンドをGoogle日本語入力では「前候補を選択」と呼んでいる。このコマンドは[↑]キー等に割り当てられているが、ホームポジションから指をあまり動かさずに実現したいため、ATOK同様、ダイヤモンドカーソルの[↑]に相当する[Ctrl]+[E]への割り当てを、変換中モードに追加する。
前/次候補ページを選択
ATOKの前後候補群表示に相当するのが「前/次候補ページを選択」で、用語としては「群」とするより「ページ」とするほうがわかりやすい。
これもダイヤモンドカーソル操作で行いたいため、変換中モードに、[Ctrl]+[D](次候補ページ選択)、[Ctrl]+[S](前候補ページを選択)の定義を追加する。
単語登録を起動
これもATOKへの割当同様、ファンクションキーを使わずともできるように、[Ctrl]+[7]に割り当てる。今のIMEはどれも、それなりに辞書が優秀であるので、かつてのワープロ専用機の日本語入力のように単語登録はそう頻度高く行う作業ではなくなってきているのも事実。