テキストエディタと駄文

投稿者: | 2014-03-08

WZや秀丸のような高機能なテキストエディタがあると、何かを大量に書かなければならないような衝動にとらわれる。
そうしてふと思い立ったことをテーマにして自由に書き始めるのだが、だいたい中盤に至るまでにその思い入れが急激に沈下してきて、急に結論に至ってつまらない文章になる。
多分この文章がそうだ。

これは多分、テキストエディタに非があるのではない。エディタは常に、自分が操作したとおりに忠実に、テキストの処理をしてくれているだけだ。
では何がいけないのか。ブラウザが起動していたりJanetterが起動していたりして、そっちに気がとられるからなのだろうか。周り、BGMや部屋の環境のせいなのだろうか。
駄文を書くことより気がかりな多くのこと、あるいは雑念が常に離れずに集中できないからなのだろうか。

こうして書いているうちに、すでにこの文章で何を書こうと思って書き始めたのかという目的は完全に見失っている。

AOUR配列を使って、打鍵の速度はそれなりに速い。いや、タイピングを趣味とする人などから比べると遅いが、一般の人の平均と比較すると多分それなりに速い。2011年頃に勝手に思いついたテキストをどんどん自由に入力していく方式でやってみると、10分間で1200字程度の打鍵ができた。最近でもワープロ検定のタイピングの過去問なんかを自宅で擬似的にやってみたら、ミスタイプ減点まで正確に判定はしていないが、1級のレベルである700字には達していたので、まあ実用でも入力速度に関してはそれなりと言って良いのではないかと自負している。

かつては、当初は自分の手書きよりも速く正確に入力することが目標であった。手書きの倍以上の速度で十分実用的な速度だ。その後、ゆっくりしゃべる程度の速度があれば、聞き書き、会議などでの議事録的な作業にも使うことができる。
ブラインドタッチを自分で覚える前後からだいたいそんなレベルの速度域に到達してしまった後は、特にそれ以上のレベルを目指すでもない。

AOUR配列を考えて、実用するようになってからは、完全に習得するまでの期間はローマ字入力、AZIKより速度が落ちたので、その後のスピードアップと今の速度が前と比較してどれだけになったかということは正確にはわからない。

思考の段階から、自然と手が動いてその通りに文字になって現出させることができるくらいの速度はあるので、思いついたことが消えて無くならずに文字化される率は低くはないと思っている。だが、そもそもの思考がたいしたことが無いので、いつもできあがる文章はこのような駄文にしかならない。

仕事の文章なら読み返すが、こういう文章はほとんど推敲することもない。
いったい、何について書こうと思ったのか、やはりもう思い出せない。

そんな風にして書いた文章が、このはてなダイアリーもそうだし、古くはテキストファイルにただずらずらと書いている文章もある。ブログの時の文章も色々あるし、今ではTweetした短文もそれにあたる。
一括して管理しているわけではないが、それをすべてテキストファイル形式にしてフォルダに放り込んでおけば、自語録データベースができあがる。
WZ EDITORなどのGrep機能を使って検索すると、だいたい何についていつ頃どう書いて、何を思っていたかということが結構わかったりして面白い。