英和と和英

投稿者: | 2014-06-24

英和・和英辞典は、高校の頃に購入したプログレッシブの中辞典をずっと本棚に温存してあって、必要なときはそれを使っていたのだけれど、このところの自分的な辞書ブームに乗じてこれも新しいものに買い直してみることにした。
英和も和英も、売れ筋のフラッグシップラインの辞書は高校生からの受験の学習用を主なターゲットにしていると思われるが、自分としてはそれより社会人、ビジネス用途の実用に重きを置いたもののほうが良い。
英和辞典に関しては、高校以来使っていた小学館のプログレッシブが今の第五版は実用層重視のものになっているとのことで、そもそも使い慣れて気に入ってるプログレッシブのそれに決めた。

しかし和英辞典に関しては、素直にプログレッシブを選びたくない。これまで使っていたプログレッシブの英訳が、割と一般的な語があるのに直訳語しか掲載されていないものがあるなど、好みに合わなかったからである。同種サイズのでは東京書籍のアドバンストフェイバリットなどの評判が良く、手にとって見てみたところ良さそうだったのだが、今の版が最初に出た年が少し古かったので、もう一つ候補にしていた三省堂のウィズダムにした。国語辞典の新明解や三国など、三省堂の辞書は安心できるという気分的な感覚による好みもあった。

特に英語を学習するという訳ではなく、実務できっちりと翻訳などをするようなことも、まずない。たいてい入ってくる英語はほぼWeb経由でもあって、Webでの翻訳の仕組みを使う程度で間に合う。
和英辞典はそれに比べると更に使用頻度は低い。日本語文章を英文にしなければならない必要性がほとんどない。むしろ、個別の単語名詞や動詞が英語では何というのかという確認程度だ。そもそも、和英辞典自体の市場が英和に比べて圧倒的に小さいようで情報も少ない。
それでも英和も和英も書籍の辞典は手元にそれぞれ1冊は欲しい。あると安心するのだ。そもそもの辞書好きと電子辞書にないメリットがあるからだろうと思う。