自分は昔から、辞書とか、そういう何でも情報が集約されたもの、一覧の類いが好きである。辞書と言って一番よく使うのが国語辞典であって、これは今まで沢山の種類を使ってきた。
小学生の頃は、学校の図書館にあるのと同じ小学館の小学生向け国語辞典を使っていた。入手経過は不明だが自宅にあった。実際、辞書は好きだったが、大人になるまではあるものはそのまま使うという主義でもあったので、その小学生用の国語辞典をかなり長く使った。多分、中学生になるくらいまで使っていたかもしれない。
自宅にはその時点でももう古い広辞林もあって、自分はそれを広辞苑と勘違いもしながら中学生くらいの時にはそれを使っていた。
高校生になってからは、小学館の新撰国語辞典を使った。多分これが初めて買った国語辞典かもしれない。サイズがコンパクトで結構気に入って、この辞書は大学の時も使ったし、仕事に就いてしばらくも、それを使っていた。大学の時には、図書館で日本国語大辞典の初版を時々使ったが、自分では広辞苑第二版を買った。重くて持ち歩くことができないばかりか、自宅で使うにも大きすぎてどうもそれが気に入らなかった。小型辞典とはジャンルが違うのだが、どうしてもこれが国語辞典の一つだという気にならず、今でも広辞苑はなんとなく苦手である。
その後、常用漢字が改訂になったりそういうきっかけだったかどうか、会社のデスクに置いておくため、あるいは自宅で書き物をする参照用としてということで、ここ数年で随分辞書を集めている。
15年くらい前に三省堂国語辞典第五版小型版を持ち、それをまたしばらく使った。5年くらい前に新明解第六版特装版、2年ほど前に三省堂国語辞典第六版小型版を持ったが、これが新しい常用漢字にはまだ対応していないものであって実際あまり使わなかった。
昨年になって、最新の国語辞典をだいぶ購入した。
三省堂国語辞典の通常版と小型版、新明解の小型版と革装版、岩波国語辞典、そして最近になって集英社国語辞典。会社を含めて色々と居場所があるので、そこで使えるように複数は必要としても、こんなにたくさんの種類を集めてどうしようというのか。
言われているように辞書はそれぞれ特徴があるので、時々並べて比較してみたりするのは結構面白いのである。
この辞書はこういう特徴があるからここで使おう、これは時々読むだけでも面白そうだから自宅の居間で使おうとか、国語に忠実な部分が多いこの辞書はこっちの部屋での書き物に使おうとか、割とそうやって使い分けている。
それ以外でも、電子辞書やATOKについてきた電子辞書での明鏡なんかもある。