前の記事と同様に、今度はWZ EDITORの画面環境を紹介する。
画像のとおり、背景色は濃紺。行番号はオレンジ色で、行間罫線を青の点線にしている。これも主として目に優しい配色のような気がするからだ。ただし、青色の罫線は実は結構目立つ。人によっては目障りかもしれない。縦書きの時の原稿用紙設定でこの配色を行うと、原稿用紙から白い本文文字が浮かんで見えたりする。
それが面白いからというわけではないが、この環境が書きやすいと思っているので、単にそうしている。
行番号は、たいてい表示行である。段落行にするのはHTMLなどを書くときであって、それ以外はたいてい表示行である。1行の文字数を全角40字にしているので、表示行でカウントするようにしたほうが文字の分量を把握しやすいのと、長文では段落毎に段落番号が振られると、行番号が表示されていない行が生じて、なんとなく気に入らないからだ。
背景色を黒ではなく紺にしているのは、万年筆のブルーブラックが好きだという理由にも似ているのかもしれない。単なる黒では面白くないとも思うし、そういう意味では自分は昔から青色のペンをよく使っていたので、それを反転させた状態でもやはり濃紺色はどこかに取り入れたいという思いもある。
エディタを使い始めた当初は、まだこの濃い背景色には慣れなくて、白背景に濃紺色の文字という設定で使っていたのも思い出すが、もうこの濃紺色にしてからかなりの年月が経ってしまっているので、おそらく今後もこういう配色をベースにして作業をしていくことになると思う。
ツールバーは表示しない。これは、WZ EDITORであろうと秀丸であろうと共通している。一太郎はわりとあれこれ表示させながらの作業になるが、エディタ更にシンプルだ。そういう意味では、ワープロ専用機の環境にも更に近いのかもしれないが、機能としては罫線などの編集機能は使えないので、本当に文章書き専門のツールという印象である。
今は若者でもパソコンを使えないというのが増えているらしいが、テキストエディタなんてプログラマなど職業的に使う人でなければ尚更使う人は少ないだろうと思う。今は昔と違ってワープロも起動もそれなりに速く、さほどストレスを感じることもないし、文書ファイルのサイズが多少大きくなったところでストレージに影響を与えるようなものでもない。送信する場合もそうだ。
テキストエディタは何が快適で、何が良くて使っているのか、なかなか理解してもらえない。つまり、文章を書く必要があるときは、普通の人は依然としてワープロなのである。