ファイルを開く

投稿者: | 2016-03-12

ワープロ専用機からの感覚だったのか、パソコンを使い始めた頃はアプリケーションをまず起動して、そのアプリケーションの「開く」コマンドから目的のファイルを開くというのが作業の基本だった。MS-DOSからようやくWindowsを使い始めた、そのくらいの時代の話である。そのうちに、Windowsの関連付けで、エクスプローラーからダブルクリックでアプリケーション起動とともに開く方法を知って、そういう方法が当たり前になった。今ではファイラーを使っているが関連付けされたアプリケーションを起動してそのファイルを読み込む。
つまり、アプリケーションの開くダイアログはさほど重要でなくなったのである。テキストファイルでもWordでも、一太郎でもExcelでも、あるいはPDFでも、既存のファイルを開くときは関連付けで開くので、[ファイル]-[開く]などの操作をすることがほとんどない。
テキストファイルはWZ EDITORに関連付けを行っている。開くときはそうやってWZを起動するので、通常はスタートメニューなどからWZを起動するということもほとんどないし、起動してからファイルを開く操作をすることもない。
WZなど一部の高機能テキストエディタはテキストファイルの操作を快適にするために、専用のファイラーを持っていたり、専用のオープンダイアログを持っていたりする。たいていキー操作のみで目的のファイルを開いたり、複写や移動などもそのインターフェースでできるようになっている。
さぞかし便利だろうと思うので、それを使ってテキストファイルの操作をしてみたいのだが、WZのそれは昔から操作性が独特すぎてそれなりに難しい。
WZは、ファイラーやファイルオープンに限らず設定の方式などほかにも独特と思うところが多々ある。これはDOS時代の最も有名なエディタでWZの前身とも言えるVZからその精神を引き継いでいるのだろうと思う。
WZ9からファイルを開く操作をするには、その開くダイアログをいくつかの選択肢から選ぶことができる。一つはWindows標準の開くダイアログで、これは他の一般的なアプリケーションの開くダイアログと同じなので、ほとんどの人が迷うことなく使える普通の開くダイアログである。二つ目はWZ FILERで、開く操作をするとファイラーが起動して、そこからファイル操作を行える。ファイラーなので開くだけではなくファイルのリネームや複写、移動や削除などの操作もできる。
三つ目は「テキストオープンダイアログ」、四つ目は「ファイルオープンボックス」で正直この二つがよくわからない。前者は、「フォルダやファイルを一覧表示して、開くファイルを選択する機能」、後者はファイル名を検索してヒットしたファイルをリスト表示し、そこから開くことができるようだ。自分はNASを使っているせいなのか、ネットワークのフォルダからファイルを開くのが何だか少し難しいし、ファイラーや普通の開くダイアログと決定的な機能差があるのかどうか。
更に、WZではWZ Tab FilerというWZ FILERの拡張版と思われるファイラーを指定して、それを開くダイアログとすることも可能となっている。
すべて試した結果、テキストオープンダイアログやファイルオープンボックスは敷居が高い。Tab FilerもGrepやファイル検索ができるようなのだが、WZ FILERのような配色設定などができないかもしれず、結局Windows標準かWZ FILERを選ぶことになった。
秀丸などのエディタは、基本的な操作はWindowsのものと一緒だと思うが、WZのそれは独特であるので、時々こういう敷居が高いコマンドに出会う。多くの人はそれで敬遠してしまいがちだが、少なくともWZの製作側はWindows標準よりも良いと思ってそういう操作体系のものを作り上げているのであるから、使えるものなのかどうかは試してみる価値はあると思っている。