ルーターについてなど

投稿者: | 2016-04-26

買い集めるのを趣味にしているのかと思われるほど、結構何種類もルーターを切り替えてきている。多くの場合、もっと良い環境にならないかという切り替えだが、こういう機能やこの機種を試してみたいという、ただそれだけの無駄な買い増しもあった。
ISDNからADSL、光ファイバーへとネットの回線を切り替えてきて、当初はダイヤルアップ、光回線になってからもしばらくはフレッツ接続ツールでPPPoEの接続を直接パソコンから行っていたのも懐かしい。
有線で間に合っていたので、最初はバッファローの有線ルーターを使った。無線LANのことは特に必要性を感じなかった。その有線ルーターを使いはじめた理由がよくわからない。覚えていない。セキュリティの向上だとか、接続ツールが不要になるからとか、あるいは他のパソコンなどとLANを構築するためだったか、PPPoEやネットワークのルーティングだとかそういうことを調節できるとか、おそらくそれのどれかだろう。
この有線ルーターは、何年もメインで使った。やがて無線LANも使ってみたくなって無線LANルーターを買った時も、この有線ルーターにブリッジで接続して無線LANの環境を作っていたくらいだ。だが、既に有線ルーターはほとんど新製品がリリースされない状態で、無線LANに対応した無線LANルーターのほうばかりが新技術を搭載した製品を出しているので、ある時点からはメインのルーターを無線LANルーターにした。
さて、初めて購入した無線LANルーターはバッファローの11a規格にも対応した製品で、PCカードの子機とのセットのものだった。当時使っていたパソコンには、無線LAN子機など内蔵されていないから、子機も別に用意する必要があった。
ところがこれが、全く安定性が良くなく、つながっても低速で使い物にならないほど。初めての無線LANがこうで、以後も苦労はずっと続くのだが、期待に沿うものではなかったので、ほとんど使わずに眠らせ、やがて処分することになった。
そのうちに、同じくバッファローの製品でハイパワーをうたったものが出たからだったか、親機のみで購入して、これは比較的きちんと接続し、それなりに使えた。その頃になると別棟の部屋との無線接続をしてみたいということになって、この製品などで中継機能も含めて試すなど、同じ機種を2台、3台と購入したが、うち1台は故障した。
まさに、同じ部屋ではなくこの別棟との接続が無線LANの最大の導入目的で、ルーターと同時に様々なUSB子機なども試したが、いずれも結果はイマイチで、接続が時々切れたりして満足はできなかった。バッファローで300M対応の製品が出たとか、コレガやプラネックスの製品も、他社製の設定画面とか使い易さとか、そういうものを試すために買って、かの有線ルーターの配下で使ったりもした。有線ルーターに関しても、コレガの製品に切り替えようとしたものの、ファームウエアのアップデートがうまくいかずに使えない物になり廃棄処分したりするようなこともあった。
そんなふうに様々なルーターを試す中で行き着いたのがNECのAtermである。初めてのAtermは実はISDN時代のTAなのだが、それ以来のAtermとして無線LANルーターで当時の最上位機種の8500Nだった。これもPCカードとのセット購入で、最初のうちうまく接続ができなかったりしたが、ファームウエアのアップデートをしたりしているうちに問題なく接続できて安定するようになり、また別棟に至る環境との接続も他のルーターと比較して良好だった。有線ルーターもその頃にはだいぶ使い続けて新しい技術などに対応しなくなってきていたので、ついにメインのルーターとしてこの8500Nを使うようになった。
それ以来、今に至るまでメインのルーターはずっとAtermである。
最上位クラスの新製品として、8700Nが出たときには、まだ8500Nも問題なく動作していたがすぐにそれに切り替えた。8700Nはイーサネットコンバーターとのセット品もあったのだが、当初は親機単体で、少ししてからイーサネットコンバーターも追加導入して、別棟との接続ではこのイサコンを使うようにした。USB子機とは比較にならないほどの安定度で、これも今に至るまでイサコンを使った無線LAN環境である。
更に、9500Nが出たときは、少し価格が落ち着いてからではあったが、最初からイサコンとのセット品を購入しこれに切り替えた。セット品とは言っても、同じ親機が2台同梱されていて、一方が子機として設定されているというだけである。
11ac規格に対応したルーターとして、その後これも当時の最上位機種であるWG1800HP(+同機種イサコン)への切り替えを行った。無線も有線も実用上これ以上の速度はひとまず必要がないレベルでの環境を作ることができて、これが現在も使っている機種である。
今は2600HPというさらなる最上位機種が出ているが、今はまだ2台で3万円以上も費やして切り替えるまでではないと思っていて、そのような切り替えは今後大元の回線を更に高速にしたりしたときなどか、あるいはもう少しこのイサコンセットが安価で手に入りそうな時だろうと考えている。