ノートと飽きの問題と

投稿者: | 2016-07-11

MOLESKINE、ライフノート、ツバメノートやMnemosyneなど、文具好きなら誰もが知っているようなノートを使っているが、実際ノートって何に使えば良いのか全くわかっていない。
これは会議で使うため、というように目的を決めたものについてはそれに使うので良い。だが、自宅でなんとなく使い始めたノートについては本当に何にどう使えば良いのかということが全く決めることができないでいる。
「ノート」「使い方」などで検索して画像を見ても、そういうところに載っているのは絵や字が綺麗で丁寧で整然としていて、とてもそんなまねはできない。字の上手下手はともかく、きっちりと書くこと自体、いやその前にテーマを選ぶことが無理だ。仮に選んだとしても、せいぜい1ページ2ページで終わってしまうので、分厚いノートではまた次に何を書くべきかということで永遠に困ることになる。
使い方のヒントを探ってみても、長続きがしなさそうな、その日限りで終わってしまうような内容ばかりでダメだ。
日記的なものは、あまり書きたくない。そもそも、その日のリアルな出来事を後で見返すことは面白いが、ただそれだけだ。それが後で役に立つことは無い。記録は重要であり、そこから得られるものは多いという意見が多いかも知れないが、自分に限ってはまずそんなに後で有用になるようなことはほとんどない。あったとしても、それをどこに書いたのかと探すことにも時間がかかるので無駄だ。
それにノートに書くと後で他人に見られる可能性もある。それも嫌だ。だから日記的なものではなく、そういう個人的なことでないとすると、もうそれだけで使い方が限られてきてしまう。
今は、こういうブログに書くようなこと、以前はキーボードをなんとなく打鍵して入力していた思いつきを鉛筆で書くことが精一杯である。それとて、筆記具で数分書いているとすぐに手や腕、あるいは肩が痛くなってしまうので嫌になってくる。
もう一つの問題はこれだ。鉛筆に限らず万年筆だろうが何だろうが手が痛くなる。姿勢を正しても結局筆圧をかけてしまうからなのか、とにかくダメだ。
文具好きでありながら、実は筆記具を使うことについては体が対応できない。字を書くとか絵を描くとか、それ以前の問題である。
最近はそれもキーボードでも似たようなことが起きてくる。キーボードでの打鍵では腕がだるくなったり痛くなったりするようなことは起きないが、こういう文章でも書いているうちに、筆記具を使うのがつらいと思うようなのと似たような感覚になって飽きてきて、すぐにやめてしまうのである。
何事も、長時間続かない。飽きっぽいというのでもないが、そういうことをしている時間が無駄に思えてくる。かといって、その時間に他に何かすべきことがあるというのでもない。あとは結局、だらだらとWebを徘徊してYouTubeの動画をみているとか、そういう過ごし方である。
ノートがあっても何も進化しない毎日である。