今年も一太郎

投稿者: | 2017-02-04

このところ数年、スーパープレミアムで一太郎を購入していたが、今年はプレミアムでの購入とした。5、6年前から、毎年発売日に届くようJust My Shopで予約購入している。
ATOKでAOURが問題なく使えるのかどうかが気になるというのはあるが、それ以外に最新版でなければならない理由はさほどない。
新版へのバージョンアップを行うと、どうしてもこの時期は前の版とどこがどう違うのかということに注目するので、普段より使う機会が増える。
しかし毎年思うのは、少なくとも見た目で大幅に変わるということがほとんどない。今まであった機能もまずそのまま引き継がれて変わりなく使えるというのが基本で、それに新たな機能が加わってくる。仕様が変わるというのはほとんどないが、それでも10年前の一太郎と今の一太郎を比較したらそれなりに進化していて、ATOKと合わせてもう日本語の文章・日本語の文書を作成するための統合的な環境と言えるほど。
自分がワープロを使い始めたのはもうかなり前のことになるし、ようやく大学の卒論でもワープロ使用が認められてくるという時代で、勇んで東芝Rupoを使って長文を作成したのを思い出す。
時々思うのは、その頃に今のような一太郎、ATOKの環境があったらどんなに便利だっただろうということである。パソコンとワープロ専用機との違いもあるが、差は大きい。
ワープロ専用機で作成した文書で、それをそもそもパソコンで、一太郎で作ることができていたらと思う物は数多くある。
ワープロ専用機からパソコンに乗り換えるときに、それもかなり前のことだが、専用機のオプションツールでMS-DOSのテキスト形式に変換し、それを当時の一太郎に移したり、あるいはテキストのままで保存したりしているので、古いファイルを探せばそういう原稿はまだある。
ただ、その頃に比較してパソコンではインターネットのサイト閲覧などができるために作業に集中するということが少なくなり、従って専用機時代のように文章書きに集中するということが本当に少なくなった。AOUR配列の御陰などもあって打鍵の速度はそれなりに向上しつつ疲労も少なくなっているはずで、Realforceや大きなモニターの使用など、環境としてはワープロ専用機よりも圧倒的に良くなっているはずなのだが。
今は、文章を書く作業もWZ Editorと一太郎とで折半している。エディタが便利なときもあるし、一太郎が必要なときもある。原稿を書くという形では、よりカスタマイズ性の高いエディタのほうが快適であるものの、文章の仕上げ、読み上げ、校正や印刷という作業になるとワープロソフト、一太郎には適わない。WZと一太郎ともっと簡単に組み合わせることができれば良いと想像することもあるが、一太郎にもエディタフェーズというのがあって一連の作業が体系化されているので、今後そういう外部エディタとの連携はあまり期待できない。
とは言っても、エディタで書いた原稿を一太郎側に移して作業を行えば良いだけの話だ。
ブログの原稿書きは、一太郎用としてはテンプレートで、エディタもそれに都合が良い設定を作ってあるので、どちらで書き始めても良いようにしているため、今後もその時の気分と結果を想定して使い分けを行う。
無論、今回は一太郎をバージョンアップしてみた機会なので、その一太郎でここまで書いて作ってみた。