総合雑誌

投稿者: | 2018-06-24

10年以上前になるが、月刊誌の文藝春秋を何号か購入したことがある。総合雑誌というジャンルになるらしい。
書店で積まれている、あの分厚さと読み物中心の内容が、それを読む渋さのようなものを体感してみたくてという理由だった。歴史のある雑誌で、今も尚続く古風なデザインの表紙もまた良い。
寄稿などの本文のほか、パズルのページがあったり、グラビアのようなページ、広告なども多く、子供の頃に祖父の本棚にもあったのではないかと思うような、そういう古さと懐かしさが良い。これは今でも変わらない。
大きさはA5で、これは語学のテキストと同じ。自分の好みのノートのサイズとも同じで、大きすぎずに手に取って読むにはちょうど良い。無論、本文は縦書きだ。
購入当時、鞄に入れて外に持ち出して電車の中で読んだかどうかまでは覚えていないし、あの分量の記事を全て読んでもいないが、購入して所有するというだけで満足感があった。
その頃の価格は710円。今は880円。高齢の方が主な読者というが、雑誌の発行部数では群を抜いて首位とも言われている。
文藝春秋以外にも、同種の雑誌は何種類かある。読むことが嫌いな人には受け入れがたいかもしれないが、もう少し若い世代が読んでも良いのではないかと思っている。