時刻表

投稿者: | 2019-09-07

分厚い時刻表の見方を覚えたのは小学生の頃だったと思う。
それまで、新聞広告などで配付される最寄り駅の時刻表などしか見たことが無かったが、そもそも鉄道好きでもあって、他の区間の路線や他の駅の停車時刻などまで全て分かる時刻表に興味を持ったのだった。
列車の時刻は国鉄が管理しているものくらいしかないのだろうと思っていたが、全国の列車の情報、列車の編成やバス・航空機の時刻など、それだけの情報がまとまっているような分厚い交通公社の時刻表は夢中になって読んだ物だった。
時刻表の見方は、教わったというよりは自分であちこちを見比べながら自然に習得した。そんなに難しい物ではない。高校の頃はそんなのが好きな者同士が集まっての架空旅行の計画を立てて遊ぶようなこともやったりした。
御陰で、今も分厚い時刻表でも敬遠せずにすぐ取り付くことができる。
今ではWebで何でも時刻表よりも詳しい情報が得られる時代になっているので、あえて紙の時刻表を買い求める人は以前よりずっと少なくなっていると思うのだが、それでもまだ手に取ってさっと開いて調べるなら感覚的には紙の時刻表のほうがわかりやすい場合もあるので需要はある。
久々に見てみると、以前とは路線も列車も随分違っているので、そういう部分では半分面白く、また鉄道路線や列車が少なくなっているのは寂しくもある。
毎月買うと溜って処分も大変だが、大きなダイヤ改正などがあった後くらいには全国版の時刻表を1冊入手しておくのも良いのではないか。