最近、プリンタを自宅では使わないという人が多い。
実際、自分も自宅にはプリンタを置いていなかった時期も長い。プリンタはコストもかかる割に、それで出力すべきようなものがない。印刷の品質も満足がいく物なのかどうか。作成した文書は画面上で見るだけで十分、用紙に出力する必要は無く、従ってプリンタは不要と思っていたのである。
PCを使い始めた当初はPC-98でHPのインクジェットのプリンタを使っていたのだが、動作が遅く、カラーの品質も悪く、満足に印刷が出来ずにあまり使うことがなかった。そういう悪いイメージもあった。
写真をやるようになって、カメラで撮影した写真をプリントすることが手軽に出来ればと考えたことがきっかけで、再びプリンタを購入して使うようになった。当初の頃から時間も経ち、プリンタの性能も向上し、何より普通に写真を印刷できるくらいの品質のものになっているのだから、以前のように使えないということはないのだろうと考えた。
写真も印刷するが、やはりプリンタはあると便利で、作成した文書を印刷したりする。年賀状は自分では作らないのであるが、頼まれたものを印刷したりする。自作のほうの名刺、宿泊予約のメールやクーポン類などを印刷することもあるし、様々なところへ提出する書類を印刷する必要がある場合にも対応できる。複合機であれば、スキャナで取り込んでそれをデータとして管理するのにも必要だし、コピー機として必要なものを複写するのにも使うことがある。
使い方を考えると、ないよりはあるべき機器と思うのだが、やはり当時の自分と同様に自宅には不要という人も少なくない。そういう人でも必要とすることはあるはずで、そういう場合は会社にデータなどを送付して会社のリソースを使ったりする論外な人も居る。
写真は街中のプリンタ、コンビニのプリンタを利用する、文書の印刷は会社、コピーもコンビニ、などという人も居るが、いちいちコンビニまでも出かけるのは億劫で、それよりは自宅に機器があったほうが絶対に便利であって、あとはその頻度の問題でもある。
文書作成時にプリンタがないと、ドライバも設定されていないので、ワープロ文書ではそれで不都合を生じる場合もあるくらいだ。
コストとしては高くつく場合も少なくないが、自宅にPCがあるなら、やはりそれとセットではプリンタや複合機は必要なのである。