仕事では、資料を作るためにワープロソフトで書くことやエディタで書くことの他に、メールを書くためにメーラーで文章を書くこともある。その場合は長文というのはさほどないが、稀にメールとしては長い部類かと思える文章の時もあって、その際にはメールソフトのエディタで書くことがほとんどで、エディタで書いて貼り付けてということは少ない。
エディタで書くのとメーラーで書くのとでは少し環境も違っていて、端的に言えばフォントサイズが異なっているので、背景色はカスタマイズして概ね同じにしているとしても、書く雰囲気がだいぶ違うようにも思う。ただ、書いている環境はテキストエディタのようなものであるので、快適性はワープロよりは良い。
自宅で今使っている秀丸メールの場合は、秀丸の環境をある程度引き継いであたかも秀丸エディタを使うかのようにメールを書くことが出来るので、その点では使いやすいエディタ環境でメールの文章を書くことが出来るということである。
カスタマイズしたキー定義もエディタの側の定義がメーラーのエディタにも反映されているようで、特に何もしなくてもそういう設定で使えるようなのである。
以前から思っているのは、このようにメールの文章は基本的にテキストで作成するわけなので、エディタが使えるのが理想である。
たいていのメーラーはそういう観点から文章編集用のエディタ機能を組み込んでいるが、エディタ機能がメインではないためにカスタマイズもある程度できるかというもので、メインはやはりメーラー本体である。
だが秀丸やWZなど、エディタ側を基本とする立場でメーラーが作られると、文章を書くエディタ部分にはテキストエディタの技術や機能が織り込まれることになるので、当該のエディタを使っている人にとっては最良の文章書き・メール書き環境となるはずなのである。
WZ EDITORもWZ MAILが今でもちゃんとあるはずだが、使い始めるにはやはり色々と手順があって、WZ EDITOR同様に癖が大きいので思うように使いこなすにはそれなりに技術が必要であるように思う。
以前のWZ MAILはもっと使い始めやすかったし、だいたい必要な機能を備えていた。今のはそこまで多機能かどうかもよくわからない。マニュアルなどにも記載がない。
そういう状況で、だいたい秀丸とWZ以外はメーラーの機能も持っているエディタもないかと思うが、かつてはED-TexというエディタがEd-Maxとかいうメーラーとセットで開発されていた。これもまだ鶴亀メールがない頃は文章書きに都合の良いエディタがメーラーとして使えるということで、選択肢となり得る一つでもあったが、今はおそらく開発は終了しているのだと思われる。
そんなようなことで、この記事は秀丸メールのメーラーで書いてみたものをコピーして投稿してみるのである。