2600廉価機

投稿者: | 2021-01-17

Aterm WG2600には、HPシリーズのほかにHSしりーずがある。HPシリーズは全機能を搭載したフラッグシップだが、そこから機能を一部省いた廉価版がHSシリーズである。価格帯としてはHPが1万円前後ならHSはそこから2~3千円安価である。
見た目の本体などは全く同じで、とにかく性能・機能の違いであるのだが、その価格分で何が違うのかと比較してみると、大きな違いはメッシュ接続機能の有無であって、ほとんどそれ以外の違いはないと言って良い。ほかにはバンドステアリングの有無とワイドレンジアンテナの違いもあるものの、とにかく違いはそれだけなのである。
ついでに、既に在庫限りの販売状態になっているが評判の高いHP4の前モデルHP3とHP4を比較してみると、メッシュ機能の有無、WPA3への対応有無の違いがある。OCNのIPoEへの対応もしていない、144chの対応もしていない。だが、従来のらくらく無線スタートに対応している。無線LANの実効スループットはHP3のほうが高いのはどうやら搭載しているCPUの性能の違いによるものであると考えられるが、消費電力はHP3のほうが随分高く、本体重量も少し重い。
その辺の違いの部分が、これから使うのに当面問題が無いというのであれば、最新のHP4ではなくHS2やHP3を選ぶという場合があってもおかしくない。HP3は十分に使われてきている機種でもあるので、ファームのアップデートも何度も行われて安定度が高まっていることも踏まえて良いかもしれない。
ただし、前モデルについては当然にサポートが終了するのは最新機種よりも早く、新機能追加やセキュリティ等の問題があってもバージョンアップで優先されるのは最新機種の方である。最新には最新での利点は大きいので、最新フラッグシップを選んで間違いということはほとんどない。