レンタルサーバ歴

投稿者: | 2021-11-03
server

これまで、Webサイトをそれなりに幾つか作ってきたり、そのたびにホストを変更・移転したりもしてきている。当初は、プロバイダが用意するホームページスペースで、まだ容量が数MB~10MB程度という、そんな時代で、インターネットを始める人の多くが、自分のホームページをここに作るのが目的だったりもした。
そのうちに、それとは別のサービス、無料のサービスなども一般的になってきてGeocitiesやTripodなども併用してみたりした。
しかしながら、この辺のものはレンタルサーバとかホスティングとかというものではなく、その中のWeb公開スペースを分け与えてもらっているという程度のもので、ほとんどHTMLのページを置く場所としてしか使えなかった。CGIくらいは使えたはずだ。

iswebの利用

ブログのブームになって、レンタルサーバでそういうPHPとかPerlとかが使えるものがあって、メールアドレスも自由に作れて、とにかくサーバの一部を借りるというサービスがあるということもその頃になって知った。
Movable Typeをやってみたいという欲求から、最初に借りたサーバはiswebベーシックという、infoseekが運用していたものだった。これで、Movable Typeのサイトを構築したのが2003年頃だったと思う。

https://ascii.jp/elem/000/000/336/336411/
このような記事を見ると、容量は300MBで、年間レンタル料は6000円だったようだ。月額にすると500円だから、まあ、そのようなものだろう。

LolipopとChicappaサーバ

しばらくそこで、Movable Typeのサイトを運用していたようなのであるが、そのうちに夜間などに更新ができないほど重くなって、ここでの運用は限界だと思い、そこから別のレンタルサーバに乗り換えた。それが、ロリポップレンタルサーバである。
容量は、2004年頃の当時で200MBだったか、いや数百MBかあるいは数GB程度かもしれないが、基本的に十分な容量ではあり、機能・性能的にも十分であったと思う。そこは固定ページのサイト運用ではなく、あくまでMovable Typeのブログを運用するのに使ったので、そのドメインでのメールアドレスなどを使っていたかどうかは覚えていない。
ロリポップレンタルサーバは月額250円くらいで安価で使えたが、コンセプトが女性でも気軽に使えるレンタルサーバということでデザインがポップで派手で、丸文字多用、色合いも米国のお菓子みたいな感じで、最初からずっとそれは馴染めなかった。今は少しそれが変わったようでもあるが、やはりどうにも自分の感覚には合わない。

そんな理由もあったのか、同じ系列の会社のレンタルサーバのサービス、チカッパ!が始まった時に、それに変更するつもりで契約した。男性ユーザの乗り換えを意識したサービスというようなことも聞いたかもしれない。
容量やサービスはあまり覚えていないが、ロリポップのサービスよりは少し料金は高い設定で、おそらくそこでもMovbable Typeをインストールしてサイトを構築したのだったと記憶している。
チカッパという語は、博多の方言らしいが、サービス名としてそれというのが、やはりどうも感覚に合わないとは思っていて、ここは短期間で解約をしたのだった。

さくらのレンタルサーバ

それからしばらく、無料のサービスなどを使って、特にWebサイトなどは作らずにいた時期が続き、AOURの紹介のために必要でGoogle Sitesなども使っていたが、HTMLできちんとコーディングしたサイトを再びやってみたくなったのが2013年で、プロバイダのホームページスペースも容量が少ないなど一般的ではなくなっていたので、有料でも安価なレンタルサーバを検討した。
ブログシステムが使えるようなサーバは、容量が大きすぎて性能的機能的にも持て余すだろうし月額もそれなりであると考えていると、さくらのレンタルサーバの最安プランが年額で1500円くらい、容量10GBでそれで十分であったので、そのプランを使うことにした。
プログラムのインストールはWordPressなどはできないようであったが、それでもメールアドレスが自由に作成できたり(後に)SSLが使えたりと、一般的なWebサイト運営には十分であった。

オプションで無料のブログサービス、さくらのブログもあって、当初ははてなダイアリーを使っていたのでこれを使う予定はなかったが、やがてそういうブログを再開するのも悪くないと思い、さくらのブログをメインで使うようにもなった。

久々に移転を計画

それを7、8年と使っていて、固定ページサイトの運用には問題はなかったが、さくらのブログのサービスが縮小され、おそらく廃止される方向のようであると思い、別のブログサービスへの移転を計画し始めた。
有料のサービスは、ブログの利用だけでそれなりに高額であった。無料のサービスもかつてのブームの頃ほどは選択肢がなく、あっても広告入りは当然で、移転先として納得できるものは見つからないので、昔のように固定ページ、HTMLでこういう雑記の置き場を作ろうかとも考えた。WordPressは、かつてのMovable Typeのことがあるので運用に手間がかかると思って、あまり選択肢には入れていなかったのである。

それでも、WordPressは世界中でこれが標準と言えるほど使われてきているので、自分も使ってみるべきだろうという思いもあって、無料のレンタルサーバで使えるところを探してみていた。
さくらのレンタルサーバは、WordPressを使うためにはプラン変更が必要で、しかもプランを変更するとそのままグレードアップということにはならず、新たな契約で新たなサーバへ移転する必要があるのだそうだ。それなら、他社サービスへ乗り換えるのも負担は同じである。

XSERVER選択と移転作業

確か、XREAのサーバのサービスで無料のものがあったはず、と調べていたつもりが、その行き着いていた先が、X FREEのサーバのほうで、そこで比較で紹介されていたのが同系列のXSERVERの有料サービスである。無料のプランと比較したら、有料のXSERVERのプランの方が魅力的であるのは言うまでもなく、シェアNo.1、スピードNo.1というキャッチコピーや、その際のキャンペーンにも惹かれて、最終的にはXSERVERを使うことにしてWordPressをやってみることにしたのである。

当然ながら、移転には一定期間の契約重複が必要である。重複期間中に、移転作業を終えて、旧サービスは解約し、新しいサービスを利用していくのである。もうすぐ旧サーバの契約期間を迎える丁度良いタイミングでも合った。
WordPressによるサイト構築は、何度か失敗や錯誤もありつつ、Web、YouTubeには多量の情報があるので、そんな内容を参考にしながら作り上げることができている。さくらのブログのデータは、Movable Type形式でエクスポートできるので、この形式をWordPressで取り込めば難なく移転できる。貼り付けた画像などは手作業で移行する必要があるが、そいう記事は少ないので何とかなった。

固定ページのデータは、元々原本はローカル側にあるので、それを新サーバにアップロードしてやるだけである。ドメインが変わるが、その配下のURLは変わらないので、旧サーバ側のhtaccess制御で新サーバ側の自動転送してやることで、旧サーバへのアクセスを新サーバに導くこともでき、移転作業は簡単に完了した。