無刻印とATOK

投稿者: | 2021-12-02
kesiki

数日、更新しない日々が続いた。特に話題が思いつかない、そういう時もある。
プリンタだって、毎日きちんと何かを印刷するというわけでもない。何も印刷すべき物がないのに、わざわざ何か印刷するというのも、それはそれで無駄が生じる。
懸案事項は様々、生じている。

無刻印KBDの今

Realforceと併用だが、HHKBは無刻印の物を使っている。HHKBを知った当初から無刻印モデルの存在は知っていたが、最初のHHKB購入時には選択に至らなかった。HHKBの配列自体、それがUS配列ベースであることも自分にとっては初めてであったので、刻印なしモデルで習得できるかどうか自信がなかったからである。
そのときは、それでも墨色モデルを選んで、刻印が見にくい配色で擬似的な無刻印だと称してそれをずっと使ってきた。

最初のHHKBから10年以上も経って、改めて無刻印のHHKBを選んだ。Pro2の打鍵感はどうにも固い感じがして、これならRealforceで十分と思っていて、HHKBの打鍵感が心地よいというレビューの信用があまりできなかった。Hybrid-TypeSの評判が良かったからで、しかもHHKBの配列はもう習得できていたので、いよいよ今後は無刻印でも問題なかろうと選んだのである。
Type-Sの静音モデルは言われているとおりの打鍵感で、誰もが文句なく最良と評価しても納得ができるものだった。静音スイッチで静かな上に、Realforceの45gモデルよりも少し軽く感じて、この打鍵感は気に入っている。

さて、そんなHHKBを今はどのように使っているかというと、このType-Sのモデルは有線接続とBluetooth無線接続に対応しているのだが、自分が使っているのは専らBluetooth接続の方式のほうである。
無線キーボードということで、2台のPCに適宜付け替え、切り替えて使うことができるようにしている。
特に文章を書くときに快適なので、Realforceももちろん良いが、より長文を書くような時にはHHKBに変えて、それを使う。

無刻印であることは、ほとんど作業の効率には影響しない。そもそもブラインドタッチでアルファベットの打鍵はどんなキーボードでも問題が無いし、HHKBの配列や頻度高く使う特殊キーの配列も、刻印無しで問題ないからである。
とは言っても、完全に記号や数字、Fnキーとの組み合わせまで習得しているかというと、そうでもない部分はあり、時々手探りで使わざるを得ないこともあったり、それが面倒なときはもうすぐにRealforceに切り替えてしまったりもする。
HHKBのような60%キーボードだけが最良というわけではなく、フルキーボードやテンキーレスにはそれはそれで意味があるのである。

ATOKの買い方

PCを使うようになってからもうずっと、ATOKである。他のIMEも使うには使うが、主で使うのは常にATOKである。これまでも今後もずっとそれを使うつもりである。
最初のATOKは、確か一太郎と共に購入した。一太郎Ver.6.3の頃の、ATOK 9とか、そういう頃であったと思う。その頃は一太郎のVersion Upに付随してATOKも新しくしていたり、あるいはPCにプレインストールのが最新の一太郎や最新のATOKだったりしたので、そういう使い方をしていた。

やがて、一太郎を一旦離れた時期でもATOKは必須であって、その頃は単体単品でATOKを購入していた。しばらくそんな時代が続き、やがてATOKも定額制の、いわゆるサブスクタイプのATOKを数年使った所で、また一太郎へ戻ったので、そこからは再び一太郎付随のATOKを毎年購入して、最新のATOKを使ってきたのである。

ところがそのATOKは、昨年か一昨年辺りから単品でのパッケージ製品の購入ができなくなって、サブスクタイプのATOK Passportだけになってしまった。ただし、まだ一太郎と共には一応ATOKのパッケージ版のようなものの購入ができていた。
ところがそれも、来年2022年の一太郎からは、ATOKはATOK Passportの1年ライセンスの添付という方式に変わるようで、つまりはパッケージ版のATOKはついに廃止されてしまう事になるらしいのである。

ATOKの製品自体は、パッケージ版でもPassportでも基本的に同じだからその辺の心配はあまりないが、ライセンス版だと当然に、その期間までしか使えない。それ以上に使い続けるためにはライセンスを更新しなければならない。一太郎添付で購入した場合、1年以内に新しい次の一太郎を購入するか、ライセンス延長の手続をしなければならないということである。
まさに問題はここで、次の一太郎の購入を1年以内にしないと、ライセンスが切れてしまう。延長の手続をしてしまえば、次に一太郎を購入した場合にATOKライセンス分が意味的には無駄になる。パッケージ版ならそういう問題はないが、これはどう考えてどうライセンスの運用をするのが一番良いのか、それがよくわからなくなってしまう。

次の一太郎の時には、その辺のライセンスをどうすべきかを見極める必要があって、サブスクタイプというのは合理的だとは思うのだが、どうにも何となくスッキリしないものである。