Windowsのメモ帳など

投稿者: | 2022-01-19
用紙

Windowsには、昔からメモ帳というアプリケーションがある。一応、テキストエディタの分類で、テキストファイルを扱うアプリケーションである。
秀丸やWZなどの高機能なテキストエディタ、あるいは普通のもっと簡易なテキストエディタに比較すると機能は非常に限定的で、簡易なテキストボックスのような、本当に単なるメモ帳という感じのものである。

それでも、Windowsの標準ツールでもあるので、たいていのテキストファいルは問題なく開けるし、それで設定ファイルの内容編集など、必要な作業も可能である。
文章書きの作業はこのWindowsのメモ帳を常に使っているという人も少なくないことに驚く。

このWindowsのメモ帳は、自分がPCを使い始めたWindows 3.1の頃には既にあって、その時点でもテキストエディタとしての扱いだった。自分も初めてのテキストエディタはこのメモ帳であったので、テキストエディタとは本当に文字を書く場所というだけで、これが文章書いたりする編集に、ワープロソフトよりも優れている点は、動作速度以外は何なのだろうと、実際よくわからなかったものである。

テキストエディタが文章書きに優れているアプリケーションだとわかるのは、秀丸など高機能なテキストエディタを試用してみてわかることである。

おそらく、ワープロソフトの存在も含めて皆テキストエディタにはもっと非常に多くの機能が備わっているということは知っていると思うのだが、それでもメモ帳を愛用しているという人は少なくない。
理由の一つとしては、何も考えなくてもWindows環境さえあれば必ず使えるアプリケーションであり、最初からテキストファイルに関連付けもされている。色々試して好みのエディタを選ぶ手間も省ける。装飾も機能も単純なので、文章を書くという作業に集中できるということが理由なのではないか。

確かに、行番号表示も何もないこの環境は、文字入力だけに特化したウィンドウとも言えるので、他の何かに惑わされることもなく、物書きに集中できるのかも知れない。
自分としては、そういう面も認めつつ、やはり背景色は濃色系でなければ目が疲れるとか落ち着かないとか、文字数分量がわかるように行数字数固定で行番号も表示されていないのならないとか、禁則処理もして欲しいとか、表示フォントはMSゴシックでないものとか、そういうことになってしまう。

それでも、ここまでメモ帳環境でテキストを書いてきてみれば、文章書きだけに集中することもできて、以外と悪くないと気付く。
WZ EDITORにおいてもツールバーは表示させずにメニューバーとステータスバーにしているが、それでもメモ帳のようなシンプルさには程遠いくらいの表示内容であるので、メモ帳絶対派からするとかなり邪道なエディタ使いということになるのだろうと思う。

高機能エディタでも、表示設定をカスタマイズするとそういうシンプルな表示設定にすることもできる。最近のエディタはそれの切り替えも容易にできるようになっているものが主流になりつつあるが、従来は拡張子で判断して、拡張子毎に表示設定を作るものがほとんどだった。WZ 10では、表示設定をいくつも作っておけば任意のものに切り替えられるようにはなっているので、メモ帳にある程度寄せた設定を作れば、快適な環境のままでもっと作業に集中できることになるのかもしれないのだが、設定を作るのはWZの操作においてはそれなりに難しい。

執筆ツール

メモ帳と共に、Wordを使うという人も少なくない。文書作成にワープロソフトを使うというのは標準的な使い方であるので、それは問題ない。Wordは普通の市販のパソコンには大抵最初から入っているので、それを選ぶ人が居ても別におかしなことではない。

自分は、ワープロソフトは動作が重くデータファイルの汎用性も良くないなどの理由で、テキストファイルでの作成のほうが良いとされた時代で、そのためにテキストエディタを使うべきとされた。
そればかりが要因というわけでもないが、自分は普通の文章書きはほとんどテキストエディタでテキストファイルで作成している。

WZ EDITORを使っているが、このテキストエディタも自分がPCを使い始めてからだいたいすぐに購入して、それから永く使っているので、一太郎やATOK同様に付き合いが永いということになる。

ドックから下ろす

普段、このThinkPadはドックに載せて、それ経由で外付けのモニターやスピーカー、Realforceのキーボードなどを介して使っているのであるが、これをたまに、ドックから下ろして、本体モニターで使ってみるのも面白い。
本体キーボードでの打鍵でも良いのだが、これもHHKBを手前に置いて使ってみるというのも面白いのである。
面白いと言うほど面白くもないが、本体モニターもFHD解像度、しかしサイズが14インチなので、FHDだとかなり小さい。慣れかもしれないが、これで作業をするのは小さすぎて少し苦労する感じがある。

それでも、そんなに何時間も作業をするわけでもないので、これはこれでも良いのである。
手前に配置するHHKBもまた快適ではある。場所の関係で、立って作業をするように打鍵するのもまた、面白くもあるが、だいたいすぐに飽きて、やはり元の環境のほうが快適だということで、ここの文章を書いたくらいの作業時間だけで、また元に戻るのである。