色々書きためていたら、いわゆる雑記というものにしかならない。
書きため初めの頃に書いた物は何が目的でそれを書いたのだったかさえも忘れてしまうようになっている。
算盤と同様に
スマホでのネット利用が主流となりつつある今においても、文字入力機器としての主流はキーボードである。フリック入力ができるのは基本的にスマホだけであって、スマホで全ての作業ができるわけではない。もちろん文字入力もフリック入力で可能ではあるが、一般の業務、すなわち会社での仕事となると、事務でも技術でも、キーボードが使えなければ話にならない。
そもそもPCなどとは無縁だった年配の人だけではなく、ほとんどスマホしか触ったことがないという若い世代にもキーボード難民は少なくない。
しかし、特に若い世代はこれから仕事などに従事していくのに際してはキーボードで文字入力ができる技術は必須である。速さはともかく、キーボードで文字を入力することができなければ、今の時代ももう少し先の時代も、取り残されるだけである。当面、キーボードは文字入力ツールとしての中心である。
キーボードを習得するには、今は学校の授業などで教えてくれるのか知らないが、低学年頃ではかな入力で、中学年以降ではローマ字入力を習得するのが基本となっているらしい。まだかな入力の需要はそういう面でもあるので、簡単にJIS配列キーボードをUS配列に統一したり、かな刻印を廃止したりはできないのかも知れない。
ともあれ、キーボードはそのくらいの頃から習得しておく意義はある。それでも授業で使う程度なら限られているので、きちんとキーボードが習得できない場合もある。
そもそも苦手という子も居るだろう。
今でも算盤は習うようだが、それと同様にキーボードの打鍵もきちんと基礎からその頃に習う必要はある。
算盤もその後に使う機会がないとほとんど忘れてしまうのと同様に、キーボードも習得しつつ実際に使い続けなければならないのである。
結局US配列
ローマ字入力方式による和文入力の場面において、JIS配列が特別優れているという点は見つからない。US配列も特別優れているというわけでもないが、US配列のキーボードは配置のバランスが良いとか、ホームポジションにEnterやBSなど多用するキーが近く打鍵しやすいなどの状況があるので、優位性はある。
しかしながら、ローマ字入力によるかな漢字変換はJIS配列の方が都合が良いという見解も目立つし、最終的には好みだ、ということになっている。
US配列のキーボードが最適とまでは言えないが、上記のとおり、ホームポジションからより近い位置に多用するEnterキーやBSキーに届くような配列になっているので、特にブラインドタッチできちんと打鍵できる人にとってはUS配列のほうが良いと言える。
他にも記号配列が合理的だとか、キーボードの中心の位置の整合がとれているなどの利点もある。
そうであるのに、根強く和文入力はJIS配列でなければならないという意見があるのは、これはまだかな入力のことを意識しているのであろうか。あるいは、英語キーボード、日本語キーボードという言い方から来るイメージのような物なのであろうか。
JIS配列が主流で、US配列の普及度が低いからというのは、本質的な差ではない。
WordPress 5.9.2
前の5.9.1がリリースされてからそんなに時間が経っていないと思うが、WordPressのマイナーバージョンアップとして、5.9.2がリリースされ、今回も自分の環境では自動的にアップデートされていた。
それだけであるが、今後もマイナーアップデートは勝手にされて、自動的に最新になっていくのであろうと思う。
拡張入力
和文の入力方式としてはローマ字入力が一般的ではあるが、他にも様々な入力方式があることは、普通はあまり知られていない。
だがそういう方法を知ったとしても、その方法に切り替えるかどうかということになるとまた話が違ってくる。簡単に習得できるなら良いが、たいていキーボードのそういう入力方式を一通り習得するのは、それなりに大変である。習得してみないと、その方式が本当に自分に合っているか、使い続けられるかどうかも判断できない。
ローマ字入力とかな入力以外の方式を使おうと思っても、その手段が用意されていない。複数の方式に簡単に切り替えられない。
DvorakJなど配列変更を使うなら、最初からそれなりに多くの入力方式のデータが集の腐れているので良いが、普通の人はそうまでして方式を切り替えようともだいたい思わない。
おそらく、ローマ字カスタマイズのほうが手軽で確実で、多分高速に動作するのであるが、
MS-IMEはそういうカスタマイズ定義ファイルのインポートエクスポートに対応していない。ATOKやGoogle日本語入力ではそれができる。
かな入力系の方式もあれば、ローマ字入力系というか行段系入力の方式もあるし、それ以外の方式もあるかもしれない。自分の方式は、行段系の拡張入力である。すなわち、それぞれの音を入力できるのに加えて、特定のつづりの音節を入力できるようにしてある。
それだけでは何のことかわからないかもしれないが、単語の典型、頻出する音節の綴りに定義を割り当てているというべきか。妥当な表現が見つからない。
そういう拡張入力を実現するためには、定義数が多くなるので習得に手間がかからず、その習得だけではなく自然に指が動くように、要するに定義の規則性を確立する必要がある。
Dvorak配列は、母音が左手ホームの位置に揃っているので、そのままでも和文のローマ字入力の効率化に貢献できるが、更にその母音が揃っていることで、二重母音などの典型をその並びに合わせて配置することもできる。
自分の方式、あるいはDvorak系の方式では、そういうやり方をしている。
ローマ字入力のカスタマイズでいうと、ATOKはその制約もそれなりにある。句読点のキーはカスタマイズできないなど。それでも、最大定義数は550あるので、この機能を利用してそれなりに新しい方式を定義することは可能である。自分の方式が一つ、それである。
Dvorak配列に基づく方式をATOKでそのまま実現することはできない。自分のようにDvrak配列をベースにしながら改良、あるいはATOKに合うように調整する必要がある。同じ考えでこういう方式を採用している入力方式は、他にはほとんどないと思われる。
独自の方式は、提案されていても実際の定義が公開されていないことも多く、気軽に環境で試せないという事情もある。
自分で作る必要があるものはハードルも高く、結局は簡単に方式を変更するという訳にはいかないのである。
裏写り
日記的に使っている某ダイアリー製品の裏写りがこんな感じなのである。
昨年までの同製品では同じインク・万年筆でこんな風になることはなかったのだが、今年はこうであって、本当に裏面の次の日分が使いづらい。
日記として書くようなことも思い当たらないので、これを機にこれもそれも日記的なものとしては必要が無いようにも思える。何年もやってきたが、年の途中でもやるめるというのも考えるべきかと思っている。
MDノートも併用しているが、実態としてはほとんど使っていないという所もあるので、そっちを復活した方が万年筆の書き心地としては最良なのである。
KBDまた雑感
自分がキーボードでのローマ字入力を習得した頃は、まだワープロ専用機が全盛になるかならないかという頃であって、もちろんその時代にパソコンというものはあったのだが、そういうワープロやパソコンを使うという人は今よりずっと少なく、つまりはキーボードできちんと打鍵して文字入力をすることができるという人も少なかったし、自分と同じ世代でそんなことができるという人も多くはなかったはずである。
周りにも、自分と同程度にローマ字入力を扱えるという人は居なかったので、自分が何らか打鍵してみせるとだいたい感心されたものである。ローマ字入力を習得して、それなりに高速にも打鍵できるようになっていたのである。実際、ブラインドタッチを習得したのはキーボードでローマ字入力が使えるようになってからは、5年ほども後になってからであるが、その頃には既に相当高速には打鍵できるようになっていた。
当初は仕事でもワープロはほとんど使わずに、PCなども一部しか導入されていなかったが、やがて一人一人にもPCが与えられるようになって、これまで習得してきたキーボードの打鍵能力が本番的に発揮できるというのは嬉しいことではあった。