NexcCloudは、クラウドストレージとしての使い方が基本だと思うが、アプリ追加により様々な機能を追加することもできる。いわばプラグインのようなものであるが、幾つもそういうアプリがあって、色々組み込んでいくと、Googleのポータル的なサービスのようにも使えるようになる。
たとえばその一つがWebメールクライアントの機能である。
尤も、NextCloudの中にメールサーバがあるわけではなく、備わるのはあくまでもクライアントソフト的な機能である。メールアカウントは別に何らか取得したり作成したりしておく必要はある。そういうアカウントへのクライアントのインターフェースとして使うことができるようになる。無論、IMAPでGmailのクライアントとしても使うことができる。
別のアプリとしてではあるが、アドレス帳に相当する機能や、カレンダー機能、タスクリスト機能もあり、更にはコラボ編集やトークの機能も追加できたりもするし、MapやRSSリーダーに相当するものもあったりして、PIM的というか、NextCloudのファイル共有をベースにして一つこれだけでGoogleのサービスにも似た作業環境ができあがるとも言えるのである。
無論、Googleのをはじめとしたそういうサービスに比較すると機能的には高度とまでは言いがたいものの、それでも十分に機能するクラウド環境のポータルができあがる。高度な機能に拘らなければ、十分これで一通りクラウドでの作業が捗る環境が整うのである。