雑記類220612

投稿者: | 2022-06-12
kesiki

さまざまな雑記。色々書きためてしまったので、特に分割した記事にせずにまとめて、というような意味である。

レンサバ雑記類

Webサイトを作成して公開するというインターネットの用途は、もちろん何十年も前のインターネットの最初の頃からあって、それは使い方の基本の一つでもあった。当初はプロバイダがそのホームページスペースを一定量用意していて、それを会員に一定の分量割り当てていたが、容量はずっと少なかった。10MB程度ということもあったかもしれない。
当時のWebサイトはたいていそれでも十分な容量であったので普通はそれで満足できたものだが、もっと専用のサービスということでは、GeoCitiesなどWebサイトのスペース専用のサービスもあって、それが50MBくらいだったか、別に取得した独自のドメインを使えたりもしたものだった。
ブログが主流になると、単にホームページのスペースが使えると言うことだけではダメで、PHPが動作するとか、要はそのブログシステムをインストールできるのか否かということで性能が決定づけられて、自分もその頃から本格的なレンタルサーバの存在を知るようになった。

iswebやロリポップなどのサーバをレンタルして、MovableTypeやPukiWikiのインストールをして、サーバで動作するプログラムをブラウザを使って使うというスタイルを知り、それがまたCSSのカスタマイズをしてみたりもして、しばらくそれが面白かったのを覚えているが、やがて管理が面倒になったり、有料のサービスを継続するのも大変になって、しばらくして解約してそういう作業は行わなかった。
必要があっても、提供されるサービスを利用する、ほとんどそれは無料のサービスのものばかりで何年もそういう使い方だったが、無料だと限界もあり、面白みも半減してしまうので、AOURサイトの設営のために格安プランで少しのスペースをレンタルして、またレンタルサーバを始めていたのであった。

格安プランでも、一部のプログラムやメールなどはそれなりに使えるのだが、DBが使えないのでWordPressなどは使えない。ただブログサービスも付随してあったので、それで満足していたが、そのサービスも終わりが見えてきたところで、やはりWordPressによるしかないと、新たなサーバに乗り換えたのが昨年である。

一方で、独自ドメインの運用までは必要ないと思って、ずっと取得はせずに運用して、レンタルサーバの会社から無償で提供されるサブドメインを使っていたりもしたが、新たなレンタルサーバではドメインを1つだけ契約期間中は無償で使えるというサービスもあったり、実際ドメインを取得しても取得会社の代行でWhoisになるなどもあって、ようやく本格的に独自ドメインを取得した使い方も始めたのである。

独自ドメインは、要はURL用の文字列を買うわけだが、年間の更新料を払ってまで、そんな文字列が必要かという思いはある。それでも持っていることで独自の、すなわち自分の一意の名前のような物でもあるので、ブログを含めたサイト運用などには持っていて損はないのかもしれないとも考え、自分も取得してブログやサイト運用に使い始めたのである。

最近のレンタルサーバは、もちろんWebサイトの構築やメールアカウントの運用もできるが、WordPressやNextCloudの運用と、そのための各種のサーバの設定など一通りができるようになっていて、まさにクラウドに新しいPCを1台調達したような物でもあるので、そう考えるとこれがまた面白いと感じているのであるが、PCを使う以上の知識は少し必要であるので、難しい面もある。

複数PC間共有

所有している複数のPC間でデータを共有する方法は、複数のPCを使うようになって初めて考えるものである。
当初は、単純にUSBメモリだとか外付けのHDDだとかを介して共有をしていたのだが、やがてNASを用いるようになり、そのうちにクラウドサービスを活用するに至っている。

USBメモリは、手軽で単純ではあるものの、容量がそう大きくない。共有すべきデータを少なく抑えるなら問題ない容量でもあるので、そこは妥協できるとしても、意外にも長期間使っていると性能が低下して、故障率も高くなる。
外付けHDDは、大容量で今や安価になってもきているが、これはUSBメモリにも共通して、複数のPC間で一々接続や取り外しを行わなければならない。当たり前なのだが、これが億劫なのである。また、それぞれのPCの所へ持ち運んでやる必要があるのも実は面倒である。
読み書きの速度的なものも関係はある。

次にはNASを使った。容量も大容量で申し分なく、宅内ネットの環境さえ整えれば共有には都合が良さそうである。だが、これを常に起動していなければならない。起動するためには、そのNASがある場所に行って電源スイッチをオンにする必要がある。NASは24時間稼働が基本かも知れないが、ファン音が賑やかで、電力もそれなりに消費するということを考えると、どうも使いづらい部分がある。
また、何よりそれが一つ簡易なサーバになっているようなこともあり、普通のHDDと比べても随分とコストがかかる。

そこでGoogleDriveやOneDriveなどのクラウドサービスを選択するに至る。これは、無償で使える容量こそUSBメモリ程度、あるいはそれ以下であるが、各種のサービスが最新で一応充実していて、基本的にこれで十分である。
ただし、クラウドに自分のデータが存在しているということの不安感は取り除けない。ネットの環境に依存するのはもちろんのこと、海外のサーバにあることがほとんど、或いはサービス提供が海外事業者でもあるので、セキュリティ的な面での気持ち的な不安は拭えない。

そういうクラウドサービスを使うのももちろん悪くはないと思ってきたのであるが、そういうクラウドを完全に自分でコントロールするなら、自前でサーバを構築するか、あるいはレンタルサーバ上にそういうサービスを立ち上げるというようなことが考えられる。
そんなわけで、NextCloudに至り、レンタルサーバの領域内に環境を構築している。
国内のデータセンターに、強固なセキュリティの環境で存在し、バックアップも作られるサービスの中に、自前のクラウド環境を構築するのであるから、おそらくこれが一番良い。サーバの容量も余裕があり、HDD程までには至らないが、クラウドサービスのそれよりは大きく、だいたいはそれで基本的に十分なのである。

打鍵雑感

そんなに書きたいことがあるというわけでもないが、そういう作業をしたいというときには眠くなった時間帯で、そういう作業ができないということがしばしばである。
JIS配列のキーボードと、MS-IMEの操作という組み合わせは極一般的であると思うが、それにはどうも慣れずに、そういう組み合わせでは自分は使えないのである。
操作感が違う。変換キーでの動作が異なるが、これは修正可能ではある。スペースキーの位置の違いというか、変換キーやカナロックになってしまうキーなどがその辺にあって、スムーズな入力の支障になるのである。

解消するためには、US配列のキーボードだとか、Ctrlキーの位置だとかを調整しなければならないが、共用のPCだと勝手に変更するわけにいかない。それが擬しいというものである。
そのように色々な環境のPCを触ってきた結果、自分に一番合っているのはやはりUS配列のキーボード、変換操作系はATOKで、Ctrlキーの位置はAの横、というくらいのことになる。それがキーボードを快適に使う要件の重要な部分なのである。

自宅PCでは、それに基づいてそういう環境を構築することができるが、前述のとおり、共用のPCにおいてはそれは簡単にはできないのである。

自分はタイピングを職業的にするようなものではないが、文章書きやその他一般的な作業においてはキーボードでそれなりに文字数を入力したりもするので、やはりキーボードの環境については大事である。
多くの人は文字入力、和文入力に際してはローマ字入力を使っているが、自分はローマ字入力ではない。かといってかな入力でも親指シフトでもなく、Dvorak系の行段系入力、拡張入力を使っている形である。それはもう15年もやっているので、最も快適な段階に入っているのである。

NextCloudに必要なアプリ

NextCloudは、アプリと呼ばれている、いわゆるプラグインで機能を拡張することができる。最初からそれなりに、だいたい普通に必要と思われるアプリはインストールされているのであるが、そのほかのものについては自分でリストから選んで組み込まなければならない。作業自体は全く難しいものではない。WordPressにプラグインを組み込むのと基本的に方法に差は無い。

アプリは様々あって、おそらくほとんど組み合わせると、クラウドのサービスでプラットフォーム的に使うことができるようになる。SNSなど外部サービスとの連携や、ファイルを他のユーザなどと共有する際にあったら良い機能などが揃っている。
ただし、それがどういう状態で開発されてどういうものなのかという情報は少なく、日本語での情報もほとんど翻訳されたものくらいでしかないので、導入してどのように使えるかは様々な判断も必要になってくる。導入するとだいたいは日本語化されるので、使うこと自体にはだいたい、何の問題もない。

自分としては、自分用のクラウド環境として使うので、他人とのコラボレーション的な機能に関しては、さほど必要としない。チャットや協業に関するアプリなどである。
導入しておくべきと思うのは、PIM的な機能であって、カレンダー、メール、タスク辺りを導入しておけば良いのだろうと思う。これらは、それなりに作業の管理に使えるからであって、それはGoogleカレンダーやGmailのようなものである。
メールは、Gmailほど高機能ではなく、簡易なWebメールクライアントという程度である。カレンダーも機能は特別高いわけでもないが、タスクと合わせてスケジュール管理程度には十分活用できると思うのである。