WF-1000XM4

投稿者: | 2022-06-12
WF-1000XM4

SONYのワイヤレスイヤホンの最上級品であるせいか、WF-1000XM4はレビューの件数も多く、もちろん、非常に評判が良い。ヘッドホンなりイヤホンなり、音響製品は一定以上の価格帯のものにしておくべきと聞いたこともあって、一つ、それなりに良いラインの製品を持っておくべきとも思うようになっているので、同じ目的でこれも購入しておいたのである。
基本的には、音を外部に漏らさずに聴く必要があるときなどに使う。無論、マイクも内蔵されていて、ヘッドセットとしても使える。

ノイズキャンセリングのイヤホンは、だいぶ前にWALKMANのAシリーズを購入したときに付属していた。オンにすると、本当に周囲の音がほとんど聞こえなくなる。外を歩きながらこのようなイヤホンを使うと、外部の聞こえなければならない音さえも聞こえなくなるのが不安で、あるいは危険だと感じて、歩きながらイヤホンを使うことはしないようにしている。多分、今後もそうだろう。

1000XM4もノイズキャンセリングの機能があるが、タッチ一つでアンビエントサウンドモードに切り替わり、すなわち外音取り込みでノイズキャンセリング機能がオフになる。
それで安心かというと、多分そういうものでもなく、イヤホンで集中して耳に音を入れること自体、やはり別の危険性もあったりして、基本的にはやはりイヤホンは苦手なことに変わりは無い。
少なくとも、長時間の使用には耐えられない。

ただもちろん、1000XM4製品としては最上級の物であるので、バランスの良い音を楽しめると思う。特定の音階が特別強調されることも無く、今まで聞いたことがなかった、聞こえていなかった領域の音までもが、その繊細さで新たに音源に加わるような感じもあり、叮嚀に音を聴くような時にはこのイヤホンが役に立つのではないかと思っている。

少し前に導入してWF-C500と同様に、USB-Cでのケースへの充電で、それが本体を収納する度に自動的に充電されているので、ケースの充電が消耗しない限りは本体も満充電状態で十分に使用することができる。
ただ、イヤホン自体としては少々本体は大きめだと感じる。
街中などで見ていると、ワイヤレスイヤホンを使っている人はそれなりに多いように思うが、だいたいはAirPodのような形のワイヤレスで、悪く言えば断線に気付かずにイヤホンをしているような雰囲気。最も、他のワイヤレスイヤホンなどは、知らぬ人から見たら補聴器かと思えるようなものもあったりするのだが、SONYのこのようなモデルの製品を使っている人はまだ見かけたことが無い。

他のワイヤレスイヤホンは売れ筋ラインがどのような価格帯なのか知らないが、1000XM4などはやはり高級品扱いでの販売になっているので、中々その価格帯の製品を使うという人はそう多くはないのかもしれない。