OpenTTDで相変わらず遊んでいるが、古い路線を電化した後、一番電車が一定の場所から先へ進めない謎の現象が発生した。そのエラーメッセージが「○○(目的地)に到達できません。」ならば、電化作業(電化路線への置き換え)で失敗があったり、非電化のままになっているのだろうということが考えられたが、アイキャッチ画像のとおり「先の区間が空くのを待っています」というメッセージで、これは通常、この先の区間に別の列車が居るときに表示されるメッセージである。
この路線を走る全てのSL列車やDL列車を車庫に戻して走らせている一番電車なので、他に列車は居ない。無論、この先にも居ない。線路の線形が悪いのか、信号の設置に何か間違いがあるのか、路線が長すぎるのか、などと色々考えて、信号を撤去してみたり別の場所に設置してみたりもするが変わらず。
電化に問題があるならディーゼル列車なら走行可能なはずだと、キハ58の2両編成を一時的に購入して走行させてみると、これは問題ない。一旦全部車庫に戻した、非電化時代の列車を走行させてみても、やはりこれは問題ない。問題は電車のほうにあるみたいで、電車だけの特殊な事情が何かあったかと考えるが思い当たらない。
色々やって、結局OpenTTDの時間で数年も過ぎていくうちに、線路を敷き直してみるか、別のルートを作ってみるかとやってみると、新しく敷いた線路のほうなら通ることができるようになる。
結局、結果的にはやはり電化作業に失敗していて、上の画像の「?」で調べている部分だけ非電化路線のままで、つまりこの先に電車が進めないということであるのだった。
電化作業は、線路のタイプのリプレースのボタンで行う方法で行ったのだが、この方法は線路設置と違いパネル毎の置き換え作業になるので、このようなパネルを斜め方向に走る線路については、範囲指定で置き換えをしなければならない。
このときは1パネルずつ順にクリックして置き換えをしたつもりだったのだが、この1マス部分だけ電化されていなかったようなのである。
よく見ればそこだけ少し色が違っていて線路の違いになっているのだが、ぱっと見ではわからない。こうやって「?」で調べれば良いということはこの時点の数年間では思い浮かばなかったのである。
そのパネルを改めて電化路線に置き換えをしたら、今度は難なく電車が進むようになって、ようやく電化が完了したのである。
エラーメッセージがよろしくないことと、異なるタイプの線路置き換えの注意点が重なった失敗である。
更に調べてみれば、もっと先に電化したはずの路線でも、画像のように何カ所も電化漏れが生じて、もっとずっと何年もこの区間を電車が行き来できない状態が続いていた箇所があった。よく見れば、非電化部分と電化部分の線路の色合いが異なっている。この縦方向の路線だと、架線の有無は極めてわかりにくい。
車両も、多分自動置き換えで更新して放っておいていたので、この区間がこうなっていることに気付かなかったのである。