4096×64開発計画

投稿者: | 2022-11-11

OpenTTDのマップの初期値は256×256の65536タイルであるが、最大は4096×4096の1677万7216タイル。これで都市を多めにすると、設定によっては最初から200万人を超える人口、都市数もおそらく1000近くかそのくらいあって、100年間分1人で開発する規模としては現実的ではない。これをセーブするとデータも30MB近くにも上る。時間をかけて遊ぶには面白いかも知れないが、面積規模でも初期値の256倍なので、やはり、現実的ではない。
マップの生成にもデータセーブにも、それなりに時間がかかる。

一方の最低タイルは64×64の4096タイルで、これだと本当に箱庭程度で、OpenTTDの楽しみである列車運行や都市発展などとしては物足りないかも知れない。
これまで、初期値サイズでやってきたが、列車を概ね一方向に長く運行できることを目指して、4096×64の262144タイルサイズでやってみることにした。初期値と比較すると面積は4倍相当で、セーブデータサイズも初期は400KB~500KB程度なので、まあこれなら今の延長的な考えで遊べる程度ではないかと思っている。
このサイズでも、人口は20~25万人程度からのスタートとなる。

列車の走行に関してはタイル数の限界があるのか知らないが、航空機の航続距離は長距離を飛行できる大型機で、長くても1200程度であるので、マップの端から端まで一気に飛行させるのは不可能と思われる。

実はもうそういうマップを作成して、ゲームを開始している。
このマップでは、生成オプションにもよるが、しばしば陸地が繋がらない箇所、湖か海峡かで分断されてしまうということがある。架橋して超えるか、陸路輸送は諦めて連絡船に転送する方法によらなければならない。
海底トンネルを掘ることも可能なのかと思って試したら、海抜レベル以下には掘り下げられないので、そういう方法はできないようだ。

1930年開始で20年経って、まだ1/16エリアの開発も完全ではない状況。
更に進めて30年40年経ってもまだ1/8も開発が進んだかどうかという状況。全体の把握が難しい。
いつもの手法で、1960年以降に海底油田が開設されたらそれを製油所に列車で輸送することにより大きめの収益を得ることを期待していたが、この時期までに陸上の油井と結ぶなどして製油所への供給を続けていないので、相次いで幾つかの製油所が閉鎖してしまい、相当長距離の輸送をしなければ数少ない製油所にたどり着けない状況。すなわち、コストが嵩んで期待したほどの収益に繋がらない。

その年代にしか登場しない列車の運行を楽しむのであれば、特定の圏域の開発に集中するのが良いが(256×256くらいのマップが妥当と思うが)、2050年を過ぎてもずっと開発は続けられるので気長に少しずつ開発していくと割り切るので良いのではないか。
産業拠点は何もしないでいると閉鎖や開設が自動的に起こるので、開発できるときに事業として手がけるくらいの気構えで良いような気もするのである。
手がけないと都市は成長をしないものの、放っておくことでのペナルティもないのである。

2044年

このマップは更に開発を継続し、愈々、2050年が迫ってきた。
人口は110万人超え、総資産は240億円を超えた状況で、開発資金の不足に陥ることはもうない。
手がけ始めた北部を中心に開発・発展し続けているが、まだ南部には全く届かない状況。おそらくまだ中央部までも達していないような気がする。概ね3/10程度の地域までしか開発が進んでいない。
北部は、油田からの石油と精製所からの商品輸送、中央に敷設した在来線の旅客輸送収入により、200億を超える資産ともなり、加えて敷設した新幹線により更に発展をし続けている。
航空輸送も2空港を開設したが、まだ郵便機を含めて3機による輸送体制という状況。
今後は、南進を続け最南端の都市の開発に至った段階、それがある程度発展した段階で終わりにするつもりだが、これの開発はまだしばらく先という感じである。

2079年

2050年(2051年1月)を大御所の称号で迎えた後、さらにこのマップを継続し、2079年に至っている。
人口は145万人を超え、総資産は468億円を超えている。開発はようやく、半分くらいの位置が見えてきたかというくらいで、まだ先は長い。
油田事業も各油田からの供給が続いているが、ここで一つ問題が発生している。2068年~2070年頃に、タンカーが廃止されてしまい、耐用年数経過後も新たにタンカーは供給されなくなってしまったのである。

長く遊ぶために故障ゼロの設定にはしていたので、耐用年数経過後もおそらくずっと運航は続けられると思うのだが、新たな航路への就航は不可能になっているので、これ以上もし油田が開拓されても採掘に向かわせることができず、同じ海域であれば他の油田輸送船をその油田にも向かわせるような経路変更が必要になる。
従って、現行でも廃止しない限りは自動交換失敗のメッセージは出るものの当面採掘は続けられるとは思っている。

油田事業の利益は、現時点で年間利益約7億円のうちの1億3千万、製油所からの商品輸送も9600万円の利益があるので、油田からの採掘ができなくなり関連事業が立ち行かなくなると影響が大きい。油田輸送列車は現在19編成あり、タキ型タンク車133両、465万リットルの輸送量がある。商品輸送列車は6編成である。
新幹線事業でも4編成で年間利益は1億3千万円、在来線列車は10編成で1億6千万円の収益という状況である。

輸送機器の旧式化撤廃オプションをオンにしておけば、一度開発された輸送機器は永遠に廃止されることがないので、とにかく長く遊ぶということを目的にするのであれば、これを有効にしておくほうがいいという気がする。ただしこのオプションは新規ゲームに影響するので、途中からオンにしても現行のゲームでは変わらないのである。

2100年

圏域人口167万人、総資産残高647億円に達している。元のペースで開発を継続すると、現実の時間で数ヶ月もかかってしまうと思うので、スピードアップして、南端の都市へ鉄道で結び、その辺をこのマップで遊ぶ終わりの点にした。英語都市名を一つずつ日本語都市名にしていた作業を省略して拠点となる都市だけ適当に名付け、とにかく在来線の鉄道を早急に延伸して南方への展開を続けていく。都市と都市の間を見据えて、全ての街に鉄道を行き渡らせなくても良いように展開していく。
これだと10年くらいで残りの部分を攻略して南端都市まで鉄道建設ができそうなのである。

そこまでいって、北端都市から南端都市までを結ぶ長距離列車を何本か走行させるとか、あるいは加えて新幹線の整備も、とも思ったが、何も考えない強制的な南進のせいで沿線の都市からはほとんど最低評価をもらってしまうことになるので、新幹線駅を建設するにはかなり時間を要することになりそうではあるため、やはり在来線鉄道の南端到達で一つの区切りにしたいとは思っている。

2134年

ついに開発開始から200年を経過した。圏域人口は220万人を超え、総資産は1000億円を超えている。2105年頃に本線は南端の街に到達した。突貫工事的に本線線路を敷設し、街には駅を建設していったので、ほとんどの街からの評価は悪いから最低に達し、未だに全て平凡評価には回復していない状態。

これの回復のためには、何もしないでも最低3、4年、駅を建設して貨物等の搬入が滞ると逆に評価は下がっていくので、ずっと最低に至ったままという場合もある。
樹木を植えることで評価は上がると言うが僅かで、その他の手段も結局は効果の期待はできない。貨物を頻度高く配送することで回復するらしいので、それが一番正当な手段かもしれない。
かといって、最低評価の状態でもその街エリアで今後何もしないのであれば、特に問題はないのである。

今後は、そういう南部の発展を見守りつつ未着手の産業拠点からの輸送事業を開拓していくのである。

2150年

まだ開発の余地はあるものの、タンカー調達ができなかったりしてもう大変なので、1930年から220年やったところでこのマップはやめにすることにした。通常の終了からさらに100年運用したのだから、まあ、もう良いのではないか。
圏域人口249万、総資産は1200億円を超えた状態である。
鉱山輸送や原木輸送などだいぶ産業の開発にも晩年で力を入れ始め、さらに収入は増加傾向にあるのだが、そろそろもう新たなマップでやってみたいということになった。

次は64×2048の右下がり方向マップにしてみるのである。
設定で、旧式輸送機器の撤廃はしないようにするので、2100年を超えてもなお蒸気機関車も運用できるようになるのである。