雑記6月

投稿者: | 2023-06-11

XPERIA

これまでずっと頑なにガラケーを使ってきたが、さすがにもうそれだとサービスが提供されないものが増えてきたり、不便になって支障が出るようにもなってきたので、10年以上使った3G携帯から5GのXPERIAに乗り換えた。
スマホに乗り換えるに当たって、少し前までは従来通りキャリアメールは使えるのか、キャリアの電話のサービスはそのまま使えるのかなど、乗り換えるにしても不安が多くあったが、だいたい今はそういうサービスも前と変わらずに提供されたりしているようなので、おそらくその面では不便はなく、概ねメリットになるだろうと思った。

オンラインの手続で乗り換えるつもりだったが、アプリでの認証が必要で、すなわちスマホがなければスマホに乗り換えることさえできないのである。従って、結局仕方なく店舗に出向いて手続をしたのであるが、手続に要した時間は1時間くらいか。思ったよりもその時間が必要だった。
店舗でやってもらうとケータイからでも電話帳など本体データの移行をしてくれたので、その点は作業をしなくて良いので楽で良かった。

そもそもガラケーからの初めての乗り換えであって、携帯としてはそんなに使わないのであるから、単純に必要なことが行えるくらいのエントリーモデルで良いかとも考えていたが、それでも折角なのである程度は満足できるもののほうが良い。あまりにも皆が使っているiPhoneは最初から選ぶつもりはなく、Androidの機種で国内メーカーのもので、それなりに高機能とか一応デザインも満足できるものなど考えると今回もSONY製品でXPERIAしか選択がないのであった。
自分はこれまでも何度もSONY製ケータイを使ってきたし、それ以外の製品でもSONY製品を選択している率は凄く高い。

iPhoneを含めて他の機種をよく知らないが、XPERIA 5IVはそういう普通のスマホ機種よりは少し縦長の画面を持つ。位置付け的にはハイエンドになるものとのこと。指紋センサーと一体型の電源ボタンは、ThinkPadのそれと同様の考えのもので、これで生体認証ができるのは良い。

本当にスマホ自体ほとんど初めて触るが、だいたい人の操作を見て概ねこういうものだということはさすがにある程度知っているので、PCにおいての知識と合わせて、さほど迷わずに使い始めることができている。
文字入力はこれまでのケータイ入力なら普通に出来るが、フリック入力は全く慣れなくてまだ難しい。ただし、各行の左右上下方向が何段かという、すなわち母音の方向を習得したら良いだけで、これはローマ字入力とも共通する考えだし、AOURなどの拡張入力におけるルール設定のキー配置と考え方は似ているので、少しこれで慣れて入力できればそれなりに高速に入力ができるようになるものと思われる。
ケータイ入力を覚えた頃も思い出すが、今になって比較してみると、フリック入力よりもずっとケータイ入力のほうが楽で簡単で、そんなに長文を書いたことはないにしてもケータイではこれで間に合っていたのだと改めて思う。

Googleのアカウントは従来からPCで使っているものがあるので、これと紐付ければ各種の機能が使えるだろうと思いつつ、それでログインしたらブラウザの設定やフォトなどが連携されて、あまり何も考えずに快適になった。

本体に関する設定の所在が把握できていないが、辿り着いた都度設定し、自宅でのWi-Fi設定もほぼ難なく完了。
ルータの設定でMac登録をしたくらいだが、Macが可変の設定にしていると当然これが効かないので、その設定はしてやる必要があった。
通信量のプランがさほど多くないものにとりあえずしたので、Wi-Fiをいかに拾って使うかは重要ではある。ここ数日では、普段はさほど気にならなかった外出先のFree Wi-Fiのスポットもどんなものだろうかと試しに使ってみたりする。

また、機種はAndroid12だったので、既にこの機種で対応しているらしい最新のAndroid13にアップデートも行った。時間は30分もかからなかったくらいで、1度再起動して完了という手順である。Windowsでの大型アップデートというイメージか。

アプリ毎の通信とか権限の許可は、どこからどうやるとどこまで影響してどう設定されるのか、直感的には中々把握できなくて、その設定の意味もわからないものもあって難儀している。

バッテリーの持ちは、意外と悪くはなさそうである。ガラケーのようにはいかないが、特別なことをしなければ毎日充電が必要というほどでもない。様子を見てみると、平日は普通に使って概ね20%分が1日での減少量という状況である。これは今後常駐アプリが増えてきたりするとまた変わってくるのかもしれない。
いたわり充電の機能もあるので、フル充電に至らぬくらいに設定しておいた。あとは他の機器でもそうしているリチウムイオン電池の充電の特性を考えて気を付ければ、それなりに一定期間、バッテリー機能は維持されるだろうと思っている。
ワイヤレス充電も可能であって、置いておくだけで充電できるのは頼もしいが、ケーブルでの充電より遅い気がする。

カメラは、さすがにSONY機、XPERIAであるので静止画も動画も機能は高い。RAWで保存するような機能もあったり、高級コンデジくらいの機能は十分に備えている。モードダイヤルには絞り優先モードがなさそうだが、被写界深度を調整するような機能はあるみたいである。
これまで、さっと撮りたい写真はリコーのGRDを使ったりして、ちゃんと撮りたい写真はEOSの一眼レフを使ったりしていたが、少なくともコンデジ的な使い方においてはこのXPERIAで十分にその役割を果たせそうでもある。

端末のセキュリティはスマホでは不要とも言われているが、入れておいても損はないかもと思い、折角ライセンスはあるので、Nortonをインストールしてみた。
他にスマホ用ライセンスがあるものとしてはATOK Passportもそうなのでこれもインストール。標準のGboardより入力しやすい気がしたがフラワータッチはフリック以上に慣れないので、フリックが使えるようになってから改めて考えるかもしれない。
無論ATOKでも普通のフリック入力でも使えるのである。

実際こうしてスマホを持ってみると、まだ人前で出すのは何となく恥ずかしい感がある。携帯の時も今時ガラケー……と思われるのが段々嫌になってきてもいたが、それとはまた別の面で、最初は似たような感覚である。
逆に、よく見れば街を歩く人の若い人はほぼ全てスマホを手にしているということにも気付く。形状や大きさなどから、これはiPhoneっぽいとかAndroidっぽいとか、そういう見方もしているものの、XPERIAと思われる機種を使っている他の人は見かけたことがない。そういう観点で見ると皆iPhoneか、あるいはそれ以外か、というくらいの判別ができるかどうかというところである。

関連機器類

スマホを使うようになると、新しいPCを使い始めたときと同じで、それの関連商品・周辺機器なども併せて使いたくなり、実際にはほとんど使わなくても、揃えておきたいものである。
最初にケースやフィルム又はコーティングくらいはだいたい当然として、既にワイヤレスヘッドホンやイヤホンはあったので、それからAC充電器、ワイヤレス充電器、更にはモバイルバッテリーなどの充電環境を整備したくなる。MicroSDカードも用意してなるべくそれに保存するようにした。

USBからはPCで給電することは可能だが、ACで給電するようなアダプタ類は持っていなかった。そういう風に使う機器がないからであるが、これを幾つか揃える。
ワイヤレス充電にも対応しているので、そこに置けばケーブルを一々接続しなくても自動的に充電してくれるような仕組み、置きやすい形状のものを設えてみる。
序でに通常の置き場としてのスタンドなんかもあると良い。

スタンドなどは何でも良いかも知れないが、本体に接続したりするような機器類、例えば充電関係の機器なんかは、少し高めでもなるべくきちんとしたブランドの信頼性の高い製品から選びたいと思っている。

そんなに頻度は高くないかもしれないが、カメラ機能も高品質なので、それで写真か動画を撮ったりするのに、三脚もあると良い。
一つ購入してみたが、少し全体的な高さが足りなかったので、これはこれで使うものの、もう一つVerbonブランドの少し大きめの物も入手した。さすがに写真用品メーカーの品であるので、造りがしっかりとしていて、安定度も高い。どれだけ使うかという面もあるが、こういう物もきちんとしたブランドのものを選びたい。

だいたい、そんなようなものをこれからしばらく当面、家電店などで見つける度にこれのほうが良いのではないかと迷うのである。

XPERIAの撮影機能

スマートフォンが主流になって、一般的なデジカメはあまり選ばれなくなってきているようにも思うが、自分はこれまでもう10年以上前のCanon EOSの一眼レフで撮影したり、あるいはRicohのGRDのコンデジで撮影したりして、それを昔ながらの方法、すなわちSDカードやCFカードをUSB経由でPCに取り込んで、それを加工したりして、アップロードして、というやり方をずっとやってきていた。

スマートフォンのカメラの場合、そういう一見煩わしい作業は必要なくなるし、最近のスマホのカメラの性能は一般的なコンデジ以上でもあるので、折角スマホ化もしたので、今後は基本的に写真もこれを使ってみたりすることにしたいと考えている。コンデジはともかく、一眼レフはまた違った意味合いで写真を撮るのに使うので、全てこれに統一というのではないつもりではある。

さて、XPERIAの撮影機能は、カメラアプリの機能を見る限りは一般的なコンデジ以上で、おそらく高級なそれの機能を概ね備えていると言って良い。以前は、こういう薄型の機材で小さなレンズしか備えていないデジカメは画像の質もそれなりだろうと思っていたが、最近のそれらで撮影された画像や動画映像を見る限りはそんな遜色はないし、実際撮影してみても、以前の一眼レフのそれとも遜色がないような高画質の画像であることもわかる。尤も、一眼レフの画像の良し悪しは撮像素子の関連にもよるが、どれだけ良いレンズによるかということにも左右されるわけだ。

XPERIAには、SONYのカメラアプリPhoto ProとVideo Pro、Cinema Proが付属していて、これらで撮影するのが基本になっている。
撮影された画像は本体内に保存され、設定によりSDカードに保存もできるが、動画はClass 10以上の性能のカードであることが要求されるようだ。Photo Proでは、静止画像のほか動画も撮影できるので、普通の動画でデジカメで動画を撮影するくらいのオプションで良いならこれで十分である。Video Proは、おそらく動画撮影専用機的なオプションを備えているので、きちんと調整した動画を撮影したい場合はこっちを使った方が良い。
保存した動画は、Video Proのほうが編集できる内容が多いかもしれない。だが、簡単な編集なら良いが、細かい調整が必要な部分ということになればスマホのインターフェースであるので、著しく操作はしにくい。

こういう場合は、一旦当該動画ファイルをバックアップ設定にしてクラウド、すなわちGoogleフォトにアップロードして、それをPCにダウンロードして任意のアプリで編集するとか、あるいはGoogleフォトなどの機能で編集するとかをしたほうが操作がし易い。

いずれにしても、静止画撮影のカメラとしても動画撮影の機材としても、普通にXPERIAは十分機能を果たすということがわかった。携帯と共に、普通のカメラも一緒に持ち歩く訳なので、アプリの起動も速くすぐ撮影状態に入れるので、これなら確かに普通の人がいつもスマホを向けて簡単に写真を撮っている、そういう行動も理解できるという物である。

静止画としても動画としても、それを一つのカメラとして見ると、スマホ用の関連機材なども用意しておく必要がありそうだと思って、別のセクションでも書いたとおりにスマホを装着できる三脚を用意してみた。

三脚というと、普通に3本の脚があって、それを三角錐上に拡げて設置するものが当たり前かと思っていたが、スマホ用のそれは持ち歩くことだとか、大きさによっては自撮り棒的な役割も兼ね備えるためにコンパクトに収納できるようになっていて、収納時は一本の棒状のものになる。
これを脚の部分だけ三股に拡げて、上部は釣り竿的、指示棒的に1本引き出して高さを固定していくという形なのである。金属製でしっかりとしていて、重量もそれなりにはあるので、機材がスマホだと重さも限られているので、固定度は高いと思える。
無論、普通の三脚にスマホ用のホルダーを取り付ける方法もあり、このほうが安定度は高いが、普通の三脚だと収納しても三本の脚がまとまっているだけなのでそれなりにスペースを取ってしまうのである。

SENNHEISER

正直なところ、ゼンハイザーというブランドは最近になって改めて知ったくらいなのであるが、ドイツの老舗の音響メーカーで、マイクやヘッドホンが有名である。
色々と訳もあってこの度MOMENTUM 4 Wirelessを手にする機会を得ることになった。

この製品は、SONY WH-1000XM5とよく比較されたりする。これと比べると音質はより繊細であると言われ、総じて音質はMOMENTUM 4 Wirelessのほうが高いと評価されている。
両方比べて、自分には細かい違いはよく説明できないものの、より自然な音が楽しめるという点ではだいたい同じ感覚である。

これまでは、PCの音を聴くのにスピーカを基本としていて、それは今後も当面変わらないとは思うのであるが、ワイヤレスヘッドホンを使えば多少立って歩いたとしても変わらぬ音質で聴くことが出来るとか、音漏れ無し、あるいはノイズキャンセリングの状態で音が聴けるなどの特徴もあるから、そういう聴き方をする機会も既に増えてきているのである。

性能や機能の差はそれぞれ製品で異なるとして、音質を直感的に比較してみると、1000XM5との比較では、どちらも似ていると言えるもののSENNHEISERのほうが高ぶらない、自然な音質であるという気がする。さらにBOSEのQC45との比較では、繊細な部分の聞き取りという点では類似しているが、SENNHEISERのほうが同じ音量レベルでは厚みがあるように感じることができる。
だが、いずれもハイエンドクラスのヘッドホンでもあるので、たとえばこれらのうちからならどれを選んで使っても不満として残るようなことはないので、結局は他に装着感だとか、あるいはアプリに関係する機能性の差だとか、そういう面になるのかもしれない。