バルク品と聞くと、出所不明の怪しいもの、というイメージがあったが、パッケージングや付属品、保証など付加価値の違いというだけで、純正品には違いないのだという事を最近になって知った。
つまり、そのような付帯品が不要な大量購入する製品メーカー向けのものであって、それをパーツショップなどの小売店のルートでも販売されているもの、と捉えて良いようだ。
実際、個人で使用する場合でも、多くの場合はメモリ、HDD、光学ドライブなど、使い方が完全にわかっているものについては、改めて説明書を必要としない。付いてきても読まずに使うくらいである。
パッケージについても、基本的になくて良い。どうせ捨てる箱は、まずそれが要らない。常識的な取り扱いで輸送されてきたならば、それが原因による破損というのも考えにくいし、非常識な取り扱いならば、箱の有無にはさほど関係ない。無論、これらが無い事はエコロジカルでもあろう。
保証についても、有名メーカーの純正品という事である程度の信頼が持てるし、通常より短期間ではあるが購入店の保証がある場合もある。
その辺の部分が妥協できるならば、バルク品という選択肢は十分あり得る。
無論、その分価格はパッケージ製品より一般的には安価であるし、通常の製品としては選べないものが購入できたりするというメリットもある。
PCパーツでバルク品として流通しているものは上記のような部品が主だが、メディアなどの消耗品や、USBメモリ、USBハブ、ケーブルなどもっと広い範囲であっても良いし、量販店などでも普通の製品との違いをきちんと説明した上で扱って貰いたいとも思う。