アナログ時計の秒針は、運針方法により3つのタイプがある。
一つは、ステップ秒針。1秒1秒ぴたっと止まって秒を示す方式だ。二つ目は連続秒針。スイープセコンドとも言う。一定の速度で回転を続ける秒針である。三つ目はサイレントステップ。連続秒針のようにスムーズに運針しながら、各秒停止もする複合的な運針方式。
ステップ秒針は、大小あるが、カチッカチッと音がする。寝室など音に敏感にならざるを得ない部屋の時計には、避けた方が良いだろう。目覚ましなどもサイレントステップが多いが、最近のは暗くなると秒針が自動停止するようになっているので、そういう機能があるのであれば問題ない。
連続秒針は、たいていの場合は音がしないが、連続的に大きな音がするものもある。
サイレントステップは、サイレントと言うくらいだから、静かである。運針も見ていて最も優雅であり、掛け時計などには良い。ただし、静かな場所では僅かに運針音が聞こえるようである。