昔のデジタルカメラ

投稿者: | 2008-09-15

自分が初めてデジタルカメラを使ったのは10年近く前だ。
FujiのFinePix700という機種で、発売当時のニュースリリースを見ると、たったそれだけの性能なのに当時定価で99,800円もしたのだ。自分はもう新しいモデルが出る直前辺りで、だいぶ値下がりした頃に購入した。

記録メディアは今ではおそらく入手する事が困難であると思えるスマートメディア。2MBのが最初から付属していたが、自分は加えて8MBか16MBのと、それを読み込むためのFlash Path FDDアダプタ、予備のバッテリーを購入した。

金属ボディの重いカメラで、150万画素、35mm相当の単焦点レンズ、感度はISO100相当固定、無論動画は撮れない。リチウムイオンバッテリーだが、持ちは100枚くらい撮れたかどうかというところ。次のショットを撮影するまで5秒以上も待たなくてはならない。縦型のボディで、今にして思えば大変使いづらいスタイルでもあった。

それでも、当時としては多分良い製品。
撮った物がスキャナなどを介さずにすぐにデジタルのデータとして入手できるし、それをPCに取り込めば自由に加工できるというのが面白くてしばらく使ったが、写真そのものではやはり普通のフィルムカメラのレベルに全く達していなかったために、やがて使わなくなった。