エントリー機が熱い

投稿者: | 2009-05-18

デジタル一眼レフのエントリー機市場が熱いと感じる。
Nikon、Canonに加えて、Sonyもエントリー機クラスに多数のラインナップを投入してきた。

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2009/05/18/10838.html

明確な定義は無いが、このクラスのカメラは、コンデジからの乗り換えを意識している。たとえば、記録メディアがSDカードに対応している。コンデジでは最も一般的な記録メディアがそのまま使えるということで、乗り換えに対するハードルがずいぶんと低くなる。デジタル一眼レフ中級機以上では信頼性の高いコンパクトフラッシュが一般的だが、これに乗り換えるとなると、まずそのメディアを別途用意しなければならないし、画像をPCに転送するためには、(USBでカメラ直結という方法もあるが)コンパクトフラッシュに対応したカードリーダも必要になる。SDカードが使える場合、そういう心配は要らない。

大きさ的に小さく軽いのもエントリー機の特徴の一つで、重いカメラを嫌う女性もターゲットにしている。ケータイやコンデジの軽さから一気に本体だけで数百グラムもあるカメラに移行する差違は大きいから、少しでも軽いものはそれでこのクラスには重宝される。

軽さを求めるならコンデジには適わないが、それでもやはり、綺麗な写真を撮りたい、昔ながらのカメラらしいカメラを持ちたいという要望はあるのだろうと思う。だからデジタル一眼レフ市場が熱い。