古くて新しい

投稿者: | 2011-04-06

日本語入力のキーボード配列のカスタマイズは、おそらく古くて新しい分野である。20年も30年も前から、最適な日本語入力の方式というのは色々考案されてきているのだろうが、QWERTYローマ字入力とJISかな入力とが大きな勢力であるくらいで、それ以外の入力方式は使用者の比率からすると、おそらく圧倒的に少ないと思う。
配列のカスタマイズは、1打鍵でも減らして0.1秒でも高速な打鍵をしたいと願うタイパーや、QWERTYローマ字等の既存の入力配列とはまた別に、もう少し効率が良さそうな方式がないかと探っている人にとって興味のある分野で、それ以外の多くの人は、もう入力方式と言ったらQWERTYローマ字が全てなのであろう。

まあ、要するに、カスタマイズをしようとする人も、そのニーズも、全体から見るとわずかであると思うので、新しい配列をつくりだしてみようとする動きも多くはない。つまり、この分野は古くて新しく、比較的参入しやすい、色々とやってみるのが面白い分野であるなあ、と思う。