漢和辞典の必要性

投稿者: | 2015-11-16

国語系の「三大辞書」というのがあるとすると、国語辞典、古語辞典と漢和辞典である。高校生くらいの時は学習用にこの三つは持っておくようにと指示があった。
古語辞典は古語を調べるのに使うから、古文の授業で使うとして、漢和辞典は漢文のためだけにしか使えないかというと、現代の国語における漢字や熟語を調べる用途としても使える。漢文の読解に使うものだから、普通は見たことも使ったこともないような漢字も掲載されている。
そう思って自分もそういう漢和辞典を使う機会もあるだろうと思って、昨年頃に最新の漢和辞典を購入したのだが、実際出番はほとんど無い。要るだろうと思ってそろえても結局使う機会が少ない和英辞書と良い勝負である。それでも辞書好きなので、持っていること自体は無駄だとは思わないが。
結局、普通に使う漢字熟語の類を調べる程度なら、一般的な国語辞典で十分に役に立つ。それ一冊あれば、現代日本語の読み書きにはたいてい困らないようになっている。漢和辞典はないよりあったほうが良いが、コスパなどを考えると多分、持っていなくても問題は無いかもしれないと思う。