PCで文章など書かないという人も少なくないが、何らか書く場合でもそうでない場合でも、テキストエディタはあるべきアプリケーションとは思う。
文書作成や文章を書く時には、ワープロソフトを使うと思っているのは一般的には当たり前のことだと思うが、簡単なメモの類をPCのデータで残しておく場合も果たしてそうしているのだろうかと思う。
一般の多くの人は、テキストエディタの存在をよく知らないのである。多分、学校の学習を普通にしてきた人も、エディタの存在は知らない。それでもWindowsのメモ帳は使うのだろうか。テキストファイルとは何かを知っているのだろうかと思う。
そもそもPCではそういうメモの類は作成せず、スマホの何かのアプリで保存するのか、あるいはPCだとしても、ブラウザで何らかのクラウドサービスを使ってそういうメモを保存しているということもあるのか、いずれにしても、やはりテキストエディタを使うという動きは乏しい。
自分の時代も基本的にはそうであって、意図してテキストエディタを知るようにしないとそれがどういうものかわからない。エディタがあったとしても、それを様々なテキストファイルの作成や編集、管理などに活かすことが出来なかった。
自分の場合はPCを使い始める以前に、書籍などで、文章書きなどの環境はワープロもあるがテキストエディタもあると知って、その存在はわかっていたものの、いざPCに乗り換えてみても、実際テキストエディタは文字を入力する、テキストファイルを編集するソフトだということだけしか知らず、使ってみるまではどういうものなのかわからなかった。せいぜい、メモ帳のようなものとしか思っていない。
メモ帳もテキストエディタには違いないが、秀丸やWZなど高機能なテキストエディタとは似て非なる物である。
文章書き以外でも、エディタは設定ファイルやその他様々に使用する。ブラウザからワープロに文章をコピーする時もエディタがあればそこに一旦貼り付けて必要な部分だけ抜き出して整形するような作業にも使う。直接変換できないデータについてもエディタを京邑してテキスト形式を経るようなこともできるし、中身実態がテキストファイルであるデータも多いので、それを直接編集するような場合にも使う。HTMLの編集もそのひとつであって、メモ帳でも最低限は役に立つかも知れないが、やはりある程度の機能を備えたエディタがないと、実務では不便と思うのであるがどうなのか。